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秋は団体戦の季節。
高校生では選抜予選、各地域のテニス協会主催でも、たくさんの試合が行われていますね。
私が思うに、団体戦は1試合目に出場する選手、「先鋒」の担う役割が大きい。
今回はその先鋒の選手に必要な要素について、考えてみましょう。
テニスの試合で、「団体戦の先鋒の選手」に求められる4つの要素とは?
1.元気良くチームの勢いを作れる
まずは試合の序盤、堅い雰囲気になりがちなチームを鼓舞してくれるような存在でありたい。
ポイントを獲っても落としても、明るさは維持してチームに献身的になれる選手が最初に出て来ると、チームは勢い付きます。
そういった雰囲気は、意識することで自分で作れるもの。
テニスの実力以上に、団体戦では「良い雰囲気を持った選手」である要素が求められます。
2.淡泊な試合、大敗をしない
例え実力で劣ってしまっていても、ラリーを長く粘ることができる。
一敗は一敗でも、チームの一敗としてしっかり「良い負け方」が出来るかどうかも、次から出場する選手に大きく影響します。
淡泊で自分勝手、ミスが多い試合の後には、後も続き辛いですよね。
今一度、自分自身で意識してみて下さい。
3.ポイントでは思い切ってプレーして、強さを発揮するタイプが向いている
2.のように粘り強いプレーもしつつ、ゲームポイントでは思い切った攻撃ができる選手が良い。
先鋒である最初の試合では、相手も手堅くプレーするパターンが多い。
ポーチやIフォーメーション、サーブ&ボレーなど、技の引き出しが多い選手だと相手に良いプレッシャーをかけやすいです。
攻撃は思い切って出来る、リスクを冒せる勇気がある選手が一番手には向いています。
4.チームプレーに徹して、最後まで諦めない気持ちがある
言葉で言うのは簡単ですが、このチーム愛をしっかりプレーで表現できる選手が良い。
その光景を眼に焼き付けて、次から入る選手は勇気づけられるからです。
団体戦とはいえ、テニスの試合は全て個人対個人。
でも諦めない姿勢、ペアの為に走るような「良いプレー」は、連鎖するように他選手にも伝わっていくから不思議です。
実力差があれば、オーダーなんて関係ない・・・と、諦めていたり鷹をくくってはいませんか?
オーダーで、団体戦は勝てます。
チームのオーダーで実力差を詰めることができるのが、テニスの団体戦の楽しいところ。
流れを引き寄せる先鋒の役割は、重要です。
ぜひアナタ自身、その役割をチームで担えるよう、準備していきましょう!