日々の雑記

昨日のアドバイスを、今日は忘れている

テニスに真剣な方ほど、アドバイスをいつも求めている

それはスクールコーチだったり、周りの仲間だったり

自分に対するアドバイスをみなさん、本当に熱心に聞く方が多い

その瞬間は、しっかりと聞いているんですが…翌日になるとどうでしょう?

前日のアドバイスを忘れている、何を言われたか覚えていない

こういう人が、まぁ普通だと思います

私が言いたいのは、だからこそみなさんはチャンスがあるということです

耳で聞くのか、心で聴くのか

ただ聞いているだけの内容って、何も心に入っていかない

テニスに限らず、日常生活でもそうだと思います

心に残るようなアドバイスって、やっぱり聴く側の準備も整ってないといけない

自分で真剣に何かを変えたい、と悩んで自分で研究しているような人じゃないと、アドバイスって何も意味をなさないのかなと思います

言われたことに対して、「まぁそりゃそうなんだけど…」と思うこと、ありますよね

私だってたくさんあります

でもそういう時の内容って、まず翌日には残らない

この繰り返しが起きてしまうと、テニスの上達や変化って難しい

テニスの練習、アドバイスをもらえるような環境ならまず自分の中で課題を整理して準備する

アドバイスはコーチとのコミュニケーション、だからこそ自分を主役として考えていかないといけない

心で聴くなら、その覚悟と準備が必要です

なぜ?を自分で3回繰り返す

なぜ、コーチは今のアドバイスを自分にしてくれたんだろう?

そのなぜ?を3回繰り返してみて下さい

「今のショットは右側を狙うべきでしたね」と言われたなら

「なぜ右側を狙う必要があったのか?」と考える

「相手は左側を意識して動いていたから」と考える

「なぜ相手は左側を意識していたのか?」を考える

「自分がその前のポイントで左側を意識させる配給をしていたから」と考える

こういう思考を常に、自分の中でパッと整理する癖を養っていきましょう

コーチのアドバイスそのものだけを受け取ってしまうと、また同じように繰り返してしまう

すぐに忘れてしまう

結果的に同じようなプレーとアドバイスの繰り返しになって、進歩がない…という負のループに陥ってしまいます

記憶に残らないのは納得していないから

みなさんも、過去の勉強を思い出してみて下さい

例えば、数学の公式

これを覚えるのになぜ苦労するのか…それは、理解して納得していないのに覚えようとするから

テニスのアドバイスも一緒です

自分の中で理解できない、納得できていないことは絶対に覚えられない

人間の脳が不要と判断して忘れるようになっているんです

自分の印象の残らないアドバイス、それはアナタ自身が問題意識を持っていないかそれが薄いかです

なぜ?の思考を繰り返し、心でアドバイスを聴く準備ができているかどうか

これがないと、アドバイスも空砲に終わるだけ

アドバイスする側も響いていないことが分かると、次からどうしようか悩むか諦める

記憶に残る工夫、それは自分の中で納得できるポイントを作れるかどうか

それは、みなさん自身にしかできないこと

T-PRESSは、みなさんと一緒にここにチャレンジしていきます

明日も覚えてもらえるアドバイス、テニスを変えるようなきっかけを作っていきたい

その為にも、みなさんの心に響く納得してもらえるようなアドバイスや指導法、私なりに考えていきたいと思います

ピックアップ記事

  1. テニスラケット ピュアドライブの新作は、「攻撃的な大人のテニス」に最高の武器にな…
  2. 都内でラケットバッグを持ち歩くのは辛い!人は、「ecbo cloak」でラケバを…
  3. 【ご協力をお願いします!】テニス動画・プロ選手に関するアンケート
  4. ヨネックスの新作ラケット、Vコアのハイスピンテクノロジーによる超高弾道は本物だっ…
  5. + POWER CUP について

関連記事

  1. 日々の雑記

    ITベンチャーからテニス界へ来て感じること

    思えば、脱サラしてから早9ヶ月が経ちました思った通りに進んで…

  2. テニス サイト

    日々の雑記

    LINEは便利だけど、慣れると怖いんじゃないかという話

    皆さん連休は、いかがお過ごしでしたか・・・?テニスをするには本…

  3. テニス メンタル

    日々の雑記

    有明テニスの森公園、今年はやっぱり足を運んでおきたい

    昨日はある大会の応援で、有明テニスの森公園に行って来ました。言…

  4. テニス サーブ

    日々の雑記

    自分が嫌なテニスは、続かないですから

    最近、こんなご意見をよく頂きます。「T-PRESSさんのテニス…

  5. テニス メンタル

    日々の雑記

    断言します、アナタは「人を感動させる」試合の主役になれる

    年末になると、スポーツの観戦機会が増えますよね。テレビでもサッ…

  6. 日々の雑記

    他の人の考え方は否定せずに、自分の糧にした方が10倍強くなれる

    すっかり春らしく、いや夏っぽくもなってきましたね。そろそろ試合…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. 戦術

    ダブルスの試合を、配球で制したいなら
  2. テニス ストローク

    サーブ

    サーブに必要な下半身の土台は、「トスを低め」にすることで安定する可能性が大
  3. テニス ダブルス

    ダブルス

    テニスのダブルスの試合において、強いリターナー側にこそ、「前衛がネット近くまでポ…
  4. ボレー

    シングルスで「いきなり相手がボレーに出てきても、慌てない!」正面への緩いショット…
  5. サーブ

    40-0で、とっておきのサーブを
PAGE TOP