戦術

悔しいけど、型を覚えないと

私は昔から、将棋が大好きでして。

だから何だという話なんですが、もともと将棋の対局を見ることが好きだったんです。

自分で指すことはほとんどしたことが無かったんですが、このコロナ禍で自分でもやってみたくなり、まずはオンラインで対戦できるアプリで遊んでみることに。

これが…本当に色々な発見がありました。

そこで感じたのは、「テニスに似てるな」ということ。

今回はその感想について、まとめてみたいと思います。

なぜ、テニスに似ているのか?

将棋が、なぜテニスに似ているのか。

それは、相手と1手ずつ、順番に刺していくという点。

自分が2回連続で刺すこと、駒を動かすことはできないし、味方にパスをするようなことも出来ない。

ただひたすらに、相手の次は自分、次は相手、と続いていく。

こういうリズムの中で、自分の攻撃の準備をしないといけないし、守備の陣形を整えないといけない。

そしてもう1つ、大事な共通点は「セオリーをしっかり学ぶことがポイント」という点です。

守備は型を覚えないと勝てない

最初は何となくでも、勝ててしまうんです。

でも相手のレベルが上がってくると、思うように勝てない。

自分が攻めていても、どこかのタイミングで守勢になるとあっという間に崩されてしまう。

「何でだろう…まぁ、良いか」と思って次の試合をやると、また負けてしまう。

その繰り返しの中で、改めて気づいたんです。

「守りの型が無いから、負けるんだ」と。

これってテニスも一緒だと思います。

攻撃はある程度感覚でも何とかなりますが、守備はそうはいかない。

セオリー、将棋で言えば「囲い方」を覚えないと戦えないんです。

でもなかなか、これをしっかり学ぼうとは思えないんですよね、面倒ですし。

面倒だからこそ、価値がある

私も、本当面倒でした。

将棋の守備のセオリー、囲い型はそれこそ何種類もあって、相手に応じて変えないといけない。

そんなの面倒でやってられない、このまま感覚で良いやとおもいたくなるじゃないですか。

でも、ここが面倒だからこそ、チャンスなんですよね。

テニスもそうじゃ無いですか。

T-PRESSでも色々と発信してきましたが、それでもちゃんと学ぼう、本気でやろうと思う人はかなり少数派。

「まぁそうだよね、大事だよね」と読んだふり、見たふり、学んだふり、で終わってしまうのが普通なんです。

私は将棋の囲い方を学んで、初めて感じましたよ。

テニスでも、守り方って大事だな…本気で学ぶって、価値のあることなんだなと。

そしてもっと、みなさんにしっかり強くなってもらうにはどうすれば良いのか。

将棋を通じても、貪欲に学んでいきたいと思います!

ピックアップ記事

  1. 準備しておいて絶対に損は無い、試合会場でのトイレ事情について
  2. 「最近使い始めた、ホワイトボードみたいなのって何ですか?」のご質問
  3. 会社にも持っていける、社会人にオススメのラケットバッグ
  4. 筋肉痛が毎回酷い人は、「フォームローラー」で身体の表面をほぐしてケアしよう
  5. 寒くなっても清潔感は保ちたい、テニスプレイヤーのみなさんに

関連記事

  1. テニス メンタル

    戦術

    「諦めない試合」にするには、どうすれば良いのか?

    「諦めるな!まだまだここから!」と、応援されるけど、正直しんど…

  2. 戦術

    人が見向きもしないこと、にチャンスは転がっている

    勝負の世界で、勝ち残っていくには。テニスに限らず、だと私は思い…

  3. 戦術

    ダブルスの基本、苦しい時は遠くの相手に返球して時間を作ろう

    ダブルスの試合で、相手のペースが速い時。攻撃されて苦しい時には…

  4. テニス ダブルス

    戦術

    テニスでは、「元々の武器より弱点から育て上げた武器」の方が試合で使える

    「アナタの武器、何ですか?」と聞かれて、皆さんはパッと答えが出…

  5. 戦術

    相手が目線を下に向ける、ボールがバウンドするタイミングはチャンス!

    相手が打つ前、隙を突いて動きたい。ダブルスのポーチのような場面…

  6. テニス ストローク

    戦術

    コースを狙うショットは、全て回転をかけて打てるようになろう

    テニスが上手い、強い人は、なんであんなにコントロールが良いんだろう。…

コメント

    • 田中
    • 2021年 6月 29日

    刺す
    ではなく
    指す
    です。

      • tomita
      • 2021年 7月 05日

      ご指摘ありがとうございます。
      大変失礼いたしました。
      お詫びして訂正させて頂きます。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. その他

    「ドキドキのスペイン留学初日」スペインでのテニスと緊張感と
  2. 戦術

    オムニコートとクレーコート、作戦を変えるべき?
  3. 練習メニュー

    「レベルの高い人たちの中での練習」だけになると、危険
  4. テニス サーブ

    サーブ

    「速いけど確率が悪いサーブ」を変えていくなら、ラケットとボールが当たる表面積を変…
  5. テニス テイクバック

    ストローク

    両手バックハンドストロークでは、「ボールをインパクトしたときのラケット面」をしっ…
PAGE TOP