練習メニュー

「部活の練習の雰囲気を変える!」勝てるチームが実践している、競争原理に基づく工夫とは?

高校や大学の体育会、サークルでも本気で試合に勝ちたいとテニスに取り組むチームはたくさんあります。

それでも、どこか練習の雰囲気がだらけてしまったり、試合が終わったばかりの時期は雰囲気がゆったりしてしまいませんか?

練習環境を、試合の環境に近づけていくことは、とても大切なこと。

強豪校ではレギュラー争いも激しく、常に部内には競争の雰囲気があります。

ちょっとした工夫で、皆さんのチームもより良い環境になるかも知れません。

 

「部活の練習の雰囲気を変える!」勝てるチームが実践している、競争原理に基づく工夫とは?

 


 

1.なぜ、練習がマンネリ化してしまうのか?

一言で言えば、「慣れ」です。

これはある意味、防ぎようがありません。

日々の生活の中で、習慣化されているものもたくさんある中で、部活でテニスをする・・・ということは、できる限り慣れない、習慣化されていないような環境を維持すると良い。

試合では、想定外の事の繰り返しです。

例えば週に一度は練習メニューで新しいモノを試してみる、ラリー相手を変えてみる・・・など、とにかく日々変えていく工夫が大切です。

アナタの環境で、「新しいことを取り入れる」ことができる部分は、部活の練習でどこがあるでしょうか?

 

2.選手同士の馴れ合いは、勝利へ向けた全てを阻害していく

ラリー練習でも、注意したいのは「つなげ合い」になってしまうこと。

テニスは、ラリーをつなげるスポーツではなく、ポイントを奪いにいくスポーツ。

テニスの試合を想定して、相手を攻撃して揺さぶっていく、その攻守が随時切り替わる、最後はミスではなく攻撃しきって終わる・・・という練習を増やしていきましょう。

この要素が無ければ、どんな新しい高度な練習を試してみても、無意味です。

 

3.部内戦を工夫しよう

レギュラー同士の試合だけになっていませんか?

たくさんの人で試合をするのが難しければ、実力差がある対戦では2-4スタート、または0-3スタートといった形でハンディキャップを設けてみましょう。

強い選手は「出だしが悪いときの挽回」の練習になりますし、実力で劣る選手は「リードを活かして格上に勝つ戦い」を考えるようになります。

きっと両者にとって良い練習になり、何より試合で必要な「負けたくない」気持ちを育てていくことが出来ます。

大切なのは、競争意識と新鮮味。

試合なのに、どこか「いつも通り」の雰囲気になっていては、チームとし黄色信号です。

そういう雰囲気を、敏感に察知できるように意識を高く持ちましょう。

 

今回ご紹介した以外でも、工夫はどこまでもできます。

大事なのは、今までの「部活」という枠に捕らわれないこと。

アナタが思っている以上に、色々新しいやり方を試して良い。

試合に勝つ為には、いつもお伝えしている通り、選手自身が変化し続けなければいけません。

その為には、練習も変化し続けること、模索していくこと。

そのチャレンジの姿勢があれば、必ずいつか、テニスの試合で大きな身を結びます。

■強いチームは、いつでも自然競争の雰囲気があります

ピックアップ記事

  1. 試合に勝つダブルスを極めたいなら、お勧めの一冊
  2. テニスラケット ピュアドライブの新作は、「攻撃的な大人のテニス」に最高の武器にな…
  3. 冬のテニスのマストアイテム、手袋選びは勝利への近道
  4. 40歳からポリストリングにする、という選択肢を
  5. テニス選手として必要な、「オーラルケア」と栄養素について

関連記事

  1. テニス ダブルス

    練習メニュー

    両手バックハンドストロークを安定させるのに、効果的な「変則ショートラリー」練習とは?

    バックハンドストローク、両手で打っている方はもっとパワーが欲しい。…

  2. テニス メンタル

    練習メニュー

    強くなりたければ、自分自身のイージーミスのレベルを上げよう

    テニスを強くなりたいなら、ミスを減らさないといけない。でも、ミ…

  3. 練習メニュー

    テニスにおける予測の練習とは、「記憶力を整理して引き出す練習」である

    テニスにおける予測力、試合に出ている人であれば痛いほどその必要性を感じ…

  4. テニス メンタル

    練習メニュー

    ボレー対ストロークの練習は、ボレーヤーの位置に気を付けないと練習の意味が無い

    この練習、皆さんもよく実践しているんじゃないでしょうか?ボレー…

  5. テニス 環境

    練習メニュー

    アナタのテニスが成長していけば、「周りの成長に繋がる」から良い循環が生まれる

    自分の成長が、周りに何をもたらすのか。ことテニスにおいても、こ…

  6. 練習メニュー

    武器を作る、1つに集中してみよう

    本気で自分の武器を作りたい、そう考えているみなさん。私から、一…

特集記事

  1. テニス 読書

    その他

    今年一年間で、私自身が大きく影響を受けた本を紹介します
  2. テニス ダブルス

    ボレー

    低い位置でのボレー、基本通りだと打ち辛いと思う
  3. テニス知識

    40歳からポリストリングにする、という選択肢を
  4. リターン

    リターンに最適な、テイクバックの高さについて
  5. フットワーク

    相手の隙を突くには、忍び足が欠かせない
PAGE TOP