テニス テニスノート

戦術

相手のナイスポイント、の後に間を空けて考えることは・・・?

試合の中で、みなさんしっかり「間」を取れていますか?

ポイント間では、使って良い時間がある。

約20秒間、ちゃんと使えば結構長いし、試合でも効果的。

特にこういうとき、は効果的なはずです。

 

相手のナイスポイント、の後に間を空けて考えることは・・・?

 

1.相手のリズムを乱そう!とは、思わないこと

よく私も試合で聞きますが、あえて時間を取って相手を乱そうとする行為。

もちろん、揺さぶりという意味では大事です。

でも、本当に強い相手、自信がある相手は、多少時間を空けられたからといって気にしない。

相手のナイスポイントの後に、考えるべきは自分自身、と相手の客観的な事実について。

安易に、「ちょっと間を空ければ、乱れてくれるかな・・・」と期待するのは、止めましょう。

アナタ自身には、やるべきことがあるはずです。

 

2.ナイスポイントを、客観的に分析する

私は、相手のナイスプレーの後には検証の時間を設けています。

今のショットは、「たまたまなのか、それともこれからずっと入って来るショットなのか」という点。

もし、たまたま入ったショットなら、その後も打たせておけば良い。

でも、自信を持って打ったショットなら、きっと攻略しないと次もしっかり入って来る。

この分析の時間、として20秒間を使う、というイメージです。

ナイスポイント、を忘れるための時間じゃないですよ。

むしろ、しっかり向き合う為の時間、だと思っておいて良いと思います。

 

3.たまたまなナイスショット、の見極め方は?

打った後の、相手の姿を見てみて下さい。

「入る前提」で構えてますか?

次のポジション、は取れているかどうか?

このあたりをチェックすれば、そのショットが本人にとっても偶然だったのかどうか、は分かります。

入ることを前提としていない、打った後に構えていない、返球されたらもう終わり、みたいなショットなら気にしない。

きっと、無理して入っただけですから、警戒しなくて良い。

ただ、次のポジションもきっちり取っていて、構え直しているようなショット。

これは、その相手本来の実力のショット、でしょう。

 

4.次のポイントに入るときには、「警戒ショット」を決めて入る

この結論、を出して入りましょう。

相手の何を警戒するのか、捨てるのか。

この結論が出ていないと、また同じような失点を繰り返してしまう。

相手のナイスポイント、の後こそしっかり整理する癖をつける。

何も、ムダに長く間を空ける必要はないですよ。

アナタ自身、結論が出たら構えて入れば良い。

ただただ、時間を使う、ということだけで満足しないように。

あくまで、全ては試合に勝つため、ですからね。

 

ポイント間の時間の使い方、しっかり考えましょう。

恥ずかしがる必要も無いです。

もちろん、考え過ぎて20秒を超えてしまわないように、これもトレーニングです。

日々のマッチ練習から、意識して実践していきましょう。

ピックアップ記事

  1. テニス選手のフットワークを支える、足首サポーター「ASO」
  2. 「寒暖差が激しい時期」のテニスにお勧めなアームカバー
  3. ご質問頂いた件につきまして
  4. テニス部・テニスサークルとして勝てる集団になりたいなら、「スコアシート」は欠かせ…
  5. これからの暑い時期にあると便利な、「高速製氷機」とは?

関連記事

  1. テニス 指導

    戦術

    テニスの試合前にエネルギーを溜めて挑む、ために必要な準備7つ

    テニスの試合前、開始30分前くらいの時間。ここを、どう過ごすの…

  2. 戦術

    感覚を自分で言語化出来れば、テニスは強くなる

    自分の感覚を、言葉にして伝える。これって、すごく難しいですよ…

  3. 戦術

    大切なのは、自分が有利になる状況を作ること

    試合の中で意識したいこと。当たり前のようで、いつも自分で意識…

  4. 戦術

    いつもアングル、という選択肢を持つ

    攻撃力をアップして、試合に勝ちたい。そう考えている方、ペアの…

  5. 戦術

    テニスの試合で意外と多い、「ノーアドバンテージ形式」での必勝法、を考えてみた

    ノーアドバンテージ形式、とは、通常のゲームカウントでデュース、になる場…

  6. 戦術

    戦術

    ダブルスの後に、すぐシングルスの試合に入る時の心構えについて

    学生のみなさんのテニスの大会は、きっと大忙し。ダブルスの試合の…

特集記事

  1. テニス ポジショニング

    ロブ

    ロブボレーは、フラット気味だと超絶使える
  2. サーブ

    甘いサーブだと、サーブ&ボレー出来ない?
  3. テニス ボレー

    ダブルス

    テニスのダブルスにおいて「ポーチからのアングルボレー」が打てない前衛は怖くない
  4. 練習メニュー

    テニスの試合では、ミスの質を高めよう
  5. テニス メンタル

    戦術

    テニスが上手くなるのに、センスは要らない
PAGE TOP