テニス ボレー

練習メニュー

テニスの試合で、「流れるようなネットプレー」を身に付ける為の練習メニュー

ダブルスの名手、ブライアン兄弟も実践する練習を取り入れてみましょう。

■人数:8~12人

■レベル:初中級~上級

■目的:横向きを保ったボレーを打ち、ボールを打った方向に動く

 


 

【練習方法】

サービスラインにお互いが立って、片方の選手の球出しで、ボレー対ボレーのラリーをスタート。

ラリーを継続しながら、サービスライン上を、横に移動しながら行う。

端まで行ったら、また戻ってくる形で3往復、5往復前後でもOK。

人数が多いようなら、反対側まで行ったら、戻って列に並ぶ形式で実施。

途中でラリーが途切れたら、再度そこから球出しで再開する。

【発展練習】

①ラリー回数を短く(3往復)に設定する。

かなりギリギリのボールをキャッチすることになるので、打ったらすぐに準備して素早く動く。

ボールスピードは自分の動くスピードに調整する(早いと早いタイミング、で返ってくるので)。

 

②ラリーを全てハーフボレーで行う。

サービスライン1メートル前くらいに落ちるイメージで、しっかり高さを抑えたボールでラリーできるように。

態勢を低く、ラケット面を被せるイメージで行う。

 

③フォアとバックを通常の逆で打つ。

この練習では、フォアかバック、どちらかのボレーを打ちながら移動していくことになるが、これをフォアバック交互に打ちながら移動する。

つまり、少し動き過ぎた状態をあえて作った状態でボレーをする、ようなポイントも作っていく。

これはダブルスでポーチに出たときに、「自分の身体が通り過ぎた」場面を想定した練習。

【ポイント】

この練習は予めボールが来るコース、動く場所が分かっているが、毎回しっかりスプリットステップを踏んでリズム良くラリーしたい。

色んな練習相手とラリーの呼吸を合わせるようなイメージが養えると、試合でも初見の相手とラリーしやすくなります。

相手をしっかり動かし、自分も次のボールが来る場所を予測してしっかり動く。テンポよく、元気よく練習しましょう。

【メニュー作成者から一言】

世界No.1のダブルスペアのブライアン兄弟が、好んでやる練習で有名なこのボレーボレー、私自身もとても好きな練習です。

テニスというスポーツはネットを挟んで相手とラリーする中で、味方にパスを出すというような機会はありません。

ですが相手を動かして自分にパスを出してもらう、サッカーで言うところのセンタリングを上げてもらう・・・。

そんなイメージを持つと試合も楽しくなります。

その為には「パス&ゴー」即ち、ボールを打ったら次へ動く。

この動きが連動して頭で考える前に身体が反応するようになると・・・ダブルス巧者への道が開けてきます。

ピックアップ記事

  1. 【プロトレーナーに聞いてみた!】痙攣対策とアミノ酸について
  2. 「プリンス キャスター付きボールカゴ」が、やっぱり一番使いやすい
  3. 汗でグリップが滑りやすい人は、「Prince Grip Plus」がオススメ
  4. 急激に乾燥する季節に、喉とオーラルケアは欠かせない
  5. 素振りでパワーアップを図るなら、「バナナウェイト」を使ってみよう

関連記事

  1. 練習メニュー

    振り回し練習で、誤魔化される何か

    みなさんも練習で、厳しく追い込む機会はあると思います。私もた…

  2. テニス ミス

    練習メニュー

    「ノーミス」の掛け声を、練習中に自分からかけていこう

    試合でミスが多い、自滅していく試合が多いと感じているみなさん。…

  3. テニス 雑誌

    練習メニュー

    失敗の質こそ、その人の未来

    試合でチャレンジして、それを練習に活かす。簡単なようで、これが…

  4. テニス トレーニング
  5. テニス シングルス

    練習メニュー

    練習の後の試合形式で、何でみんな練習した技術を使わないの?

    テニススクールでよく観る光景ですが、練習と試合が全く別になってしまう。…

  6. テニス 打点

    練習メニュー

    緊張した場面で、力を引き出す為には?

    試合の中で、緊張した場面で力を発揮する。これが出来る、自信が…

特集記事

  1. テニス メンタル

    サーブ

    「強い対戦相手には、強いサーブが必要?」の質問に、お答えします
  2. テニス ボレー

    シングルス

    強いシングルプレイヤーは、ポジショニングがすごく細かい
  3. ロブ

    攻めるロブは、あえてクロスに!
  4. メンタル

    試合でミスを続けない人は、何を考えているのか?
  5. テニス 格上相手

    戦術

    タイブレーク、意外と先行した選手が逆転される
PAGE TOP