テニス 準備

サーブ

回転系のサーブが効果的な相手って、どんな相手?

皆さんはサーブを打つ時に、相手の弱点について考えたりしてますか・・・?

多少は考えるけど、あまり深くは考えない・・・という方がほとんどだと思います。

アナタがもし200km/h近いサーブとコントロール、を持って入れば何も考えないで打ってもキープ出来ると思いますが、現実は厳しい。

いかに相手の苦手な部分を突いて、自分はリスクを冒さないでサーブをキープ出来るか・・・が大事なポイントだと思います。

今回は、回転系のサーブに焦点を当ててみましょう。

これに弱い人は、確実に存在します。

 

回転系のサーブが効果的な相手って、どんな相手?

 

1.回転系サーブは女性に有効、という事実

多少の個人差はあると思いますが、私はミックスダブルスの試合をしていても感じます。

女性の方が、回転系のサーブは効く。

なぜなら、リターンからフラット気味にボールを打って来る選手が多いから、です。

回転系のサーブは、回転系のリターンと相性が良い。

スライスサーブはスライスで、スピンサーブは高い打点からスピンで打っていく形が、リターンでも合わせやすい。

でも、回転系のサーブをフラット気味のリターンで返球するのは難しいんです。

女性の方でフラット気味、のリターンを見たときには、積極的にスライスやスピン系でサーブを打ってみる。

ちょっと打点がずれて、良い感じでミスを誘えると思いますよ。

 

2.フォアハンドを大きく空けている選手には、スライスサーブが有効

これも、よくあるケースですね。

皆さんバックハンドリターンが苦手なので、どうしてもフォアハンド側を空けて待っている。

でも、これだと厳しいコースにスライスサーブを打たれると、物理的に触れないんですよ。

相手のリターン位置を確認して、しっかり打てるかどうか。

右利きの方であれば、相手が右利きのケースで必須の考え方です。

特に、デュースサイドですね。

こういう相手の対戦に備えて、スライスサーブは必要だと私は思います。

 

3.足が止まるのが速い、フットワークが重いタイプの選手にも!

回転系のショットって、サーブだけじゃなくて足が止まるのが速いと対応が出来ない。

曲がるボール、バウンド後の変化に柔軟に対応するには、速く足を固定してしまうと難しいですよね。

フットワークが重い、選手こそ回転系のショットが有効なんです。

バウンド後の変化をイメージ出来ない、出来なそうな選手だと感じたら、サーブも速度を落としてどんどん回転系で変化させていきましょう。

スライス、スピンに慣れていない選手はすぐに分かりますよね。

 

4.前に踏み込んで来るタイプのリターンの選手にも有効

試合のレベルが上がってくると、リターンは必ず踏み込んで前で捕らえる選手が増える。

そんなときに、フラット系でサーブを打っていても上手く合わされて良いリターン、になってしまうでしょう。

しっかり回転をかけておけば、ボールがバウンドしてからも失速しない、力を持ったサーブになる。

スピン系のサーブも、高い打点で打たせることで、力が入りにくい場所でリターンを打たせることで優位性を保てるでしょう。

前に入ってくるリターンに、速さで対抗してもダメ。

しっかり良い回転をかけるサーブを磨いて、バウンド後でも重たいサーブを意識してみて下さい。

 

回転系のサーブは、打てるか打てないか、よりも必要性を感じるかどうか。

しっかり打てれば、間違いなく試合で「勝てる相手が増える」でしょう。

回転系に弱い人は、サーブで確実に崩す。

この意識、が試合では大事です。

ピックアップ記事

  1. これからの暑い時期にあると便利な、「高速製氷機」とは?
  2. 暑い夏のテニスの試合に備えて、瞬間冷却パックの準備は欠かせない
  3. テニスコーチ時代に、最高に憂鬱だったこと
  4. テニスの試合で「足裏の皮膚が荒れてしまう方」にオススメな、皮膚保護専用クリーム「…
  5. 真夏のスポーツ観戦には、超軽量・小型の折り畳み傘は必需品

関連記事

  1. テニス サーブ
  2. テニス クレーコート

    サーブ

    「前後より上下動」テニスの試合ではサーブも横向き意識が重要!

    テニスボールは飛ぶように出来ている。もちろん打点が食い込まれた…

  3. サーブ

    良いリターンに、良いサーブで対抗する・・・のは、現実的じゃない

    最近の試合を見ていると、本当にリターンの強い選手が多い。ラケッ…

  4. テニス チャンス

    サーブ

    「何も準備無しで、40-0」ほど危険な状態は無い

    サービスゲーム、調子良く3ポイント連取。40-0になって・・・…

  5. テニス メンタル
  6. テニス サーブ

特集記事

  1. テニス アームカバー

    テニス知識

    暑くも寒くも無い時期には、「アームカバー」で体温調整を
  2. テニス デビスカップ

    日々の雑記

    デビスカップ フランス戦の観戦で感じた事
  3. ダブルス

    並行陣を崩すストロークには、前衛との連動が欠かせない
  4. ボレー

    クロスでのボレー対ストローク、のボレーヤー側の基本スタンスについて
  5. テニス ロブ

    ボレー

    ボレーは、少しボールの下を触って山なりに
PAGE TOP