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私が中学生、高校生でテニスをやっていた頃。
その頃の話題の中心、それは「こないだ対戦したアイツ、やばい!」みたいな感じだった。
県内で強豪の選手、実際に試合を観たり対戦したときの感覚や衝撃、今でも覚えています。
多動力こそ、これからの時代のテニス選手に必要だと思う
1.最近の若い人は凄いと思う
そんな選手に、何とか勝ちたい!と色々考えてテニスの練習をしたり、OBの先輩にお願いして大学生との練習を組んでみたり、ラケットメーカーの試打会に遠出したり・・・とにかく何でもやってみたのを覚えています。
でも、最近の学生選手の皆さんの話を聞いていると、改めてすごいなと思うことがあります。
SNSや動画、ネットを通じてたくさんの情報やつながりを得ている人が多い。
「そんな選手、知ってるの!?」と思うくらい、プロテニス界にも詳しい。
これってすごく、良いことだと私は思います。
テニスを始める、続ける、上手くなるスピードは、どんどん上がっている。
それこそまさに、「多動力」だと私は思います。
2.テニスの情報量は、20年前と段違い
堀江さんのこの著書、まさにテニスにも通じることがたくさん書いてある。
私たちは、テニスの世界にいる中で、テニスのことが見えていない。
今の若い学生の皆さんの方が、よっぽどテニスを多方面から観て情報を得ている。
プロ選手に詳しいのも、今なら動画サイトで実際のプレーをいつでも観ることが出来るし、アカウントをフォローすればSNSでどんどん情報も入ってくる。
遠くで活躍しているけど、まるで自分のこと、のように思えてくるんだと思います。
3.情報量が多い時代に、遅れるのは危険
「知らないことは、弱者である」
という、言い方を変えればちょっと残虐な感じですが、私はテニスもまさにそう、だと思います。
あとは文字通り、「多くのことを同時進行で進める力」は、まさにテニスの試合でこそ求められること、でしょう。
自分の調子を確認しながら相手の技術を読み、予測して試合のプランを作る。
ラリー中は止まることが出来ないので、打ったら考える、打つ前から考えるの繰り返し。
ポイント間には、それらを整理してまた次のサーブを打っていく・・・。
ビジネス書のようで、実はテニス選手に必要な要素がたくさんあるので、皆さんにもお勧めしたいと思います。
著書の中には、当たり前だけど「言葉になると、強烈なこと」がたくさんあります。
現実主義、実力主義が根底にあるので、毛嫌いする方も多いでしょう・・・が、「自分が嫌悪感を示す」ような本に触れることも、私は大事だと思います。
この夏、自分を強く変えてくれる一冊として、どうでしょう。
大きな字、テンポの良い文章で、1時間もあれば読めてしまうと思います。
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