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皆さん、胸に手を当てて考えてみて下さい。
思い出してみて下さい。
こういう試合、多くないですか・・・?
攻撃して、相手を振り回しても最後は勝てない。
求められているのは、発想の転換です!
テニスの試合でコースを突いて攻めても拾われ、最後はミスしてしまうときは・・・?
1.アナタのスタイルは、シコラータイプを増やすだけ!?
私自身、粘り強いプレースタイルか・・・と言えば、そうでも無い。
でも、私の周りでは、私はどうも「シコラータイプ」と思われているようです。
なるほど・・・なんでだろう?と考えてみると、答えは簡単なんです。
だって、「ただ返球していれば、ミスしてくれる相手」がほとんどだからです。
もちろん、上のレベル、トーナメントの3回戦以降はそうはいきませんよ。
でも、私自身粘りが得意でなくても、「粘っていれば勝てる相手」には遠慮なく粘らせてもらう。
だって、自分から攻撃する必要無い訳ですから。
さて、アナタはどうでしょう?
「今日もシコラーに負けた!」と思っていては、いつまで経っても鴨ですよ。
きっと相手は、根っからのシコラーじゃない。
アナタのミスが早いから、シコラーのフリをして楽して勝っているだけなんです。
2.テニスコートを縦に使うことを覚えよう
どんなに良いショットでも、横だけの動きでは勝てない。
テニスコートの横の幅は、シングルスでは何メートルか知ってますか?
8.23メートルです。
その気になれば、端から端まで走れる、追い付ける。
この現実を、まず理解しましょう。
横だけでなく、縦の動きを入れていく。
甘くても良いからドロップショットを使う。
縦の広さは、何メートルか・・・知ってますか?
半面でも11.8メートル以上あります。
ここを使わない手は無い、ですよ。
縦にコートを使うには・・・そう、アナタが前にいく、相手を前に出す、そして後ろのスペースを突く。
前後に動く、動かすテニスが出来ると、自然と横の展開にも活かされていきます。
3.コースを突いたら、「時間」を奪おう!
まず、アナタは勘違いしている。
テニスは後ろから相手を打ち抜く、サッカーで言うゴールネットにシュートを突き刺すような競技では無い。
相手から、時間を奪えばもっと楽に戦える。
相手がやっと返球してくる、粘るようなボールを前に出て触ればそれだけで楽にポイントが獲れるはず。
時間を奪う。
この感覚が無いと、いつまで経ってもリスクの高い、波のあるテニスしか出来ない。
ネットプレーを覚えるだけ、実行するだけで、きっとコースを突いたテニスはもっと活かせる。
この意識を持って、ぜひ練習してみて下さい。
勿体ない選手は多い。
せっかく良いストロークを持っていても、それだけでは勝てない。
勝てる相手もいますが・・・それは相手も、ミスが早い単発の選手。
しっかりした安定感のある相手からは、時間を奪って攻撃してく。
それこそ、コースを突いたテニスが出来る選手の目指す、プレースタイルでしょう。
今回のまとめ