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先週行われていたマイアミオープン、ベストマッチはやっぱり準決勝の フェデラー選手 vs キリオス選手 でしょう。
一見、凄い試合で自分たちには無理・・・とも思いますが、実はそうじゃない。
負けてしまったキリオス選手のストロークに、実に参考になる部分があるのです。
キリオス選手の躍進を支えるのは、チャンスを引き出す基本となる「深いフォアハンド」です
1.基本のプレーは、いつも見落とされがち
テニスの試合を観ていると、どうしても「フィニッシュショット」にばかり目がいく。
確かに、決めるショットは大事。
でもその前のショット、チャンスを引き出すショットが無いと、試合ではフィニッシュショットも使えない・・・ですよね。
キリオス選手のストローク、注目してみましょう。
打ち方は肘からテイクバックする少し特殊なフォアハンドですが、その軌道は実は山なりで深い、速度は遅めのショットも多い。
この深いフォアハンド、が相手からチャンスを引き出して自分の態勢を立て直す。
意外とプロ選手も、攻め急いで自滅する選手はいますからね。
キリオス選手は派手さばかりが目立ちますが、実はチャンスメイクがすごく丁寧。
皆さんも参考になる部分が、たくさんあるはずです。
2.しっかり前にフォロースルーを出す、ことが基本
基本に忠実に、しっかりフォアハンドもフォロースルーを前に出す。
肘を高い位置でフィニッシュしているのが分かると思います。
キリオス選手のような長身でリーチが長い選手は、こういった基本的な打ち方で打つとボールが自然に伸びる。
アナタ自身も、早いストロークの準備で実践していきましょう!
3.深いボールは前、ではなく上にラケットを抜いていく
それでも、当然深いショットは凌がないといけない。
何と言っても、相手はフェデラー選手、ですからね。
フォアハンド側に深く打たれたときには、しっかりラケットを上方向に抜いていく、フォロースルーを頭の後ろくらいにもってく。
少しでも浅いときには、しっかり前方向にフォロースルーを出す。
この基本で、しっかり自分のフォアハンドのボールが「浅くならないように」意識しているんだと思います。
試合の現場ではすごく、大事なことですね。
意外と参考に出来る部分は、シンプルな動作。
プロ選手は、何時間も何試合も、毎週繰り返している。
効率的にチャンスを引き出すショット、ストロークはとても参考になるはずです。
ちょっとフォームは独特だし、天真爛漫なキリオス選手ですが、実はプレーは基本がしっかりしている。
今年は注目ですね!
今回のまとめ