テニス フットワーク

ストローク

ストロークで振り切れない時期は、あのラリーでイメージ回復

普段の皆さんのウォーミングアップ、は短い距離のショートラリー、からが多いですよね。

非常に効果的なアップですが、ストロークが振れない、振るのが怖いようなときって・・・この短い距離のラリーって、やりにくくないですか?

ストロークが振れなくなったときに、こんなメニューはどうでしょう。

きっと、何か良いきっかけになると思います。

 

ストロークで振り切れない時期は、あのラリーでイメージ回復

 


 

1.10年以上前に見た、プロ選手の練習風景

私が審判の活動をしていたころ、空きコートで練習している当時世界ランキング50位くらいの選手、がいました。

ストロークが得意な選手でしたが、どうも調子が悪い・・・みたいな感じのことを話していて、その後やった練習がこんな感じのメニューでした。

距離をすごく取って、ベースラインよりもすごく下がって、ストロークのラリーを行う。

バウンド地点が、ほぼベースラインくらい、だったと思います。

とにかく長い距離で、ストロークを打つ、それも高い軌道で伸びを出すようにして。

この長い距離のストロークラリーって、実はラケットをゆったり大きく振る動きを再確認するのに最適なんです。

 

2.コート内に収めようと思うから、スウィングが縮こまる

ストロークの振りが小さくなる、試合でビビったような感じになって抜けない人は、これがオススメです。

とにかく長い距離を打って、感覚を取り戻す。

コートの内側に入れようと思うと、ラケットってなかなか気持ちよく振れないですよね。

だからしっかり、アウトするくらいでラリーしてみる。

その後に、コート内側に収まるように調整していくと良いでしょう。

長い距離のラリーから、短く調整していく方が楽だと私は思います。

 

3.もしも試合で、ビビッてしまったら・・・

試合でもし、ビビッてストロークが振り切れなくなったら、この時のことを思い出す。

ベースライン付近に落ちるボールであれば、アウトでもOK。

ビビッてこすり過ぎて、ネットしてしまう方がもったいないし、よりまずい方に沈んでいくでしょう。

練習で、大きく振って高い軌道のストロークを打っておく、ことは大事です。

試合中に感覚を取り戻すことも出来ますし、ボールを飛ばすことの楽しさ、から再確認出来るはずです。

 

長い距離のラリー、力を抜いて打ってみて下さい。

コートに内側にバウンドさせるのって、結構プレッシャーですよね・・・特に試合では。

そもそも、遠くにボールを飛ばす、のって楽しいことですから。

ぜひ、たまに練習の中でも入れてみて下さい。

ピックアップ記事

  1. ご質問頂いた件につきまして
  2. テニス選手として必要な、「オーラルケア」と栄養素について
  3. 寒くなっても清潔感は保ちたい、テニスプレイヤーのみなさんに
  4. 【プロトレーナーに聞いてみた!】痙攣対策とアミノ酸について
  5. テニスの壁打ちをする場所が無い・・・人は、「リバウンドネット」を設置してみない?…

関連記事

  1. テニス ステップ

    ストローク

    ストロークのテイクバックが遅い人が、自分を変える為に必要な5つのポイント

    ストロークを改善したい、と考えている皆さん。恐らく一番効果があ…

  2. テニス ストローク

    ストローク

    「振り抜いた後に、最後は惰性」が切れ味鋭いストローク

    切れ味鋭いストローク、試合で打ちたいですよね。実際の試合で、す…

  3. テニス ストローク
  4. ストローク

    低く浅い球をスピンで持ち上げるより、そのままスライスで前へ押し出そう

    アプローチショット、と肩に力を入れる必要はありません。しっかり…

  5. テニス コントロール

    ストローク

    ドロップショットは、相手の戻る逆を突くから効果が増す

    ドロップショットを、試合の中で使っていく時。この要素を加味出来…

特集記事

  1. 戦術

    基本をしっかり見せておくことが、後半の奇策に効いてくる
  2. 戦術

    試合で使える戦術は、「攻撃は守備的に、守備は攻撃的に」がキーワード
  3. テニス 準備

    ストローク

    「ドロップショットは前に追いかけながら返球イメージ」をしっかり判断して展開してい…
  4. テニス ストローク

    メンタル

    テニスの試合は、残酷ですが「勝敗を分けるのは、ほんの僅かだけど大きい差」であるこ…
  5. テニス サーブ

    サーブ

    「ワイドへのスライスサーブ」を磨いておいておけば、絶対に有効です
PAGE TOP