テニス ボレー

メンタル

誰かに言われてやってきたことを、「努力」とは呼べない

来月は、今年も福岡で高校選抜テニス大会、が開幕。

本格的に春のテニスシーズンを迎えますね。

新しく新入生を迎える部活、サークルにも活気が生まれるでしょう。

そこで、改めて考えておきたいのが、この問題。

アナタのエンジンに火を付けることが出来るのは、アナタ一人しかいないのです。

 

誰かに言われてやってきたことを、「努力」とは呼べない

 


 

1.上手くなることは出来ても、強くなることは出来ない

先ほど、高校選抜テニスの話がありましたが、去年観戦に行って思ったのは・・・。

「なんてみんな、上手いんだ!」ということ。

全国どの地域の学校、選手を観ても、ほぼ全員オールラウンドなテニスが一定のレベルでは出来る。

体力的にも鍛えられている。

戦術的なことはさておき、僕らの世代よりも全然、「上手い選手」って多い気がします。

ただし・・・言い方にはすごく語弊があると思いますが、「人間らしい強さ」を持った選手は少ない。

個性を武器に出来ているような選手も、少ない。

それって、この「努力」の問題が大きいように思います。

 

2.学生時代は練習出来る環境があるのが、「当たり前」

当たり前の環境では、人は努力が難しくなる。

周りがやっている、先生がやれと言うからやる、という環境が、当たり前になる。

そんな感じだと、「あれ?俺ってなんでテニス始めたんだっけ・・・?そもそも、好きなのか・・・?」という疑問が、湧いてくる。

でも、考えてモヤモヤするのが嫌だから、言われるがまま、なされるがままにテニスを続ける・・・。

酷い言い方かも知れませんが、そんな雰囲気の高校生が多いように思った記憶があります。

「自分は違う!」という方も、多いでしょう。

きっと自信を持ってそう言える人は、自ら主体的な形で努力、出来ているんだと思います。

 

3.「努力」って、機械的な行動の繰り返しとは違う

努力とは積み重ね。

でも、その積み重ねをどういう形で継続していくのか、出来ていたのかを考えてみる必要はある。

自分で考え、自分の意志で繰り返すことが出来ていたのか?

誰かに言われたから、仕方なくやっていることは機械的でしかない。

機械的なことを繰り返していても、機械的な技術しか身に付かない。

それは誰かに、強制された努力という名に近い、機械運動。

機械的な選手は、色々なことが起こる試合の現場では弱い。

努力について考えてみる時期に、アナタ自身きているのではないでしょうか?

 

努力って、難しい。

正解は無いし、駒のように言われて鍛えられて、全国優勝するチームもたくさんありますしね。

でも、アナタ自身が自分の「努力」について考えることは、間違いなく正解でしかない。

そこで出した答え、を持ってテニスコートでボールを打っていきましょう。

その姿勢、きっと試合結果にも反映されて来るはずです。

ピックアップ記事

  1. Note はじめました
  2. 夜のランニングのマストアイテム、蛍光色グッズで安全にトレーニングを
  3. 飲んだらコンパクトに!パックアップボトルを持って試合に出かけよう
  4. テニス選手のフットワークを支える、足首サポーター「ASO」
  5. 筋肉痛が毎回酷い人は、「フォームローラー」で身体の表面をほぐしてケアしよう

関連記事

  1. テニス メンタル

    メンタル

    格上選手に向かっていけない、テニスというスポーツは不思議

    テニスというスポーツ、皆さんはしっかり「戦う姿勢」でコートに立ててます…

  2. テニス 指導

    メンタル

    テニスでも何かの問題に出くわすと、人は本性を現す

    テニス選手としての、本当に真の部分。強さが出る部分って、みなさ…

  3. テニス ダブルス

    メンタル

    テニスの練習中に、「何気無く2バウンドで返球する」癖は、絶対に直しましょう

    練習の中で、フッと気が抜けてつい「走れない」ようなとき、ありませんか?…

  4. テニス メンタル

    メンタル

    精神的に未熟な人は、試合前に「練習をしていない自分」をいつも言い訳にする

    「最近練習、出来ていなくて・・・」「まだ今年、テニスが3回目で…

  5. テニス 格上相手

    メンタル

    「強い相手・弱い相手・普通の相手」でテニスの試合を考えてみる

    テニスの試合に出場した時、対戦相手を3種類に分ける事が出来ます。…

  6. テニス メンタル

    メンタル

    「またお前が相手かよ・・・」と、同じ対戦相手との試合は繰り返される

    テニス選手として、成長していくということ。と、この問題は切って…

特集記事

  1. 練習メニュー

    試合で使う打ち方って、何通り?
  2. テニス ラケット

    サーブ

    サーブ前にラケットでボールを打つ、ことがなぜ必要なのか?
  3. テニス ダブルス

    テニススクール

    テニススクールのネット裏の練習を頑張れない人は、永遠の中級者で終わる
  4. テニス メンタル

    日々の雑記

    「自分はテニス初心者で、申し訳無い」なんて思ってるのは、日本人だけかも
  5. テニス サーブ

    サーブ

    サーブで身体が開かないようにするには、「前側の肩が前にある状態でインパクト」出来…
PAGE TOP