テニス ルール

メンタル

アナタはこの動画を観て、何を感じるだろうか?

日本がフランスに敗れたデビスカップ。

同じく世界中でワールドグループの初戦の試合が行われていました。

その中でも、カナダ対イギリスの試合は2勝2敗で勝負は最後のシングルスの試合に。

そこで・・・こんなことが起きました。

 

アナタはこの動画を観て、何を感じるだろうか?

 


 

既にニュースを観てご存知の方もいると思いますが、セットカウント0-2で追い詰められたカナダ人選手がボールを観客席に打ち込もうとする。

その軌道が、主審の顔面を直撃して・・・結果的にカナダの選手は退場処分に。

そのままカナダチームも、敗退。

6:00 くらいからの場面に、注目です。

 

 

このカナダ人選手の行為が、どう、という話をするつもりはありません。

もちろん即退場、になるくらい、スポーツマンシップに反する酷い行為であったことは言うまでもありません。

私は、この動画を観てアナタ自身が「何を感じるのか?」が大事だと思っています。

 

「自分は、こんなこと絶対にしない」と思うのか、または「もしかしたら自分も、こんなことをしてしまうかも知れない」と思うのか。

色々な考えの人がいるでしょう。

それぞれ性格も、テニス観も様々だと思いますが、テニスの団体戦というのは本当に怖いということ。

ましてや国を背負って戦い、自分の試合の勝敗にチームの勝敗がかかっている最終試合。

テニスの試合、追い詰められたときには「何が起きても、おかしくない」と、アナタ自身感じておくことが大事だと私は思います。

 

「自分は週末プレイヤーだし、関係ない」

「弱小校なんだから、こんなに熱い試合なんてしないよ」

と思っている方もいるでしょう。

ですが、そんな人ほど試合で実は感情的になりやすかったり、自分を見失いやすいように思う。

私も審判をしていた経験上、普段から何も考えていない人、「自分は大丈夫だろう」と思っている選手ほど、自分をコントロール出来ない。

大事な試合で自分を見失い、周りを傷付けていく。

 

ぜひ、この動画、眼に焼き付けておいて欲しいのです。

「もしかしたら、自分もこんな風な態度になるかも知れない」と、思えるかどうか。

いや、過去の試合で、こんな風な仕草をしたことがあったかも知れない、と。

他の人の「事件」でも、それをきっかけに自分が恥を知ればそれはラッキーなこと。

恥ずかしいこと、恥ずかしかったと思えることこそ、テニスにおいても成長の根源になるのですから。

 

テニスは魂がぶつかる、感情的なスポーツ。

だからこそ自分を客観視して、試合では自分をコントロールしないといけないから、厳しい戦いなんです。

今回の動画は気持ちの良い場面では無いし、残念なニュースですが、私たちがこれを観て何を感じるのか。

このサイトを観て頂いている方は、若い方からベテラン、シニアの方まで幅広いテニスに熱い皆さんなはず。

ちょっとした気付きを、大事にして欲しいと思います。

ピックアップ記事

  1. テニス選手としての「肩の痛み」を改善するには、寝る時の姿勢を変えないと
  2. テニスの試合で「足裏の皮膚が荒れてしまう方」にオススメな、皮膚保護専用クリーム「…
  3. YouTubeチャンネル登録200人、ありがとう御座います
  4. テニスラケット ピュアドライブの新作は、「攻撃的な大人のテニス」に最高の武器にな…
  5. iphoneでテニス動画を撮影するなら、三脚ホルダーのスマホスタンドを使おう!

関連記事

  1. メンタル

    何かを失いつつ、別な何かを身に付けていく

    日常生活でも、最近私はこれを感じます。例えば、視力。…

  2. テニス 人脈

    メンタル

    試合で緊張する場面で、「いつも通りのプレーに戻す」具体的な方法5つ

    試合の中で、「緊張して緊張して、自分のプレーが出来ない・・・」ような人…

  3. テニス コントロール

    メンタル

    追い込まれないとスイッチが入らない、人が普通です

    テニスの試合に出ている人なら、誰しもが考えていること。それは、…

  4. テニス 打点

    メンタル

    相手を心から尊敬したとき、本当の実力を出せる

    良い試合、自分の心に残る試合。そういう試合って、本当に自分の実…

  5. メンタル

    テニスで変わりたいなら、モノと環境に頼れ

    テニスが強くなりたい、過去の自分から変わりたい。そう考えてい…

  6. テニス サーブ

    メンタル

    対戦相手が一番欲しいモノを、簡単に差し出してはいけない

    テニスの試合、対戦相手が一番欲しいもの。それって何でしょうか?…

特集記事

  1. テニス スマッシュ

    戦術

    ノーアドバンテージ形式の試合は、とにかく「先行型」が大前提
  2. テニス サーブ

    戦術

    「自分の得意なボール」で勝負したくなる、のがテニスの試合では怖い
  3. テニス メンタル

    Q&A

    Q&A 「試合中にダブルスのペアと、どんな会話をすれば良いか分かりません…
  4. フットワーク

    「足を動かせ!」と怒られない為にテニスのフットワークに意識改革を!
  5. テニス ボレー

    メンタル

    誰かに言われてやってきたことを、「努力」とは呼べない
PAGE TOP