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往年の名選手、マルチナ・ナブラチロワ選手の言葉。
有名な言葉ですので、ご存知の方も多いでしょう。
私は自分に負けそうなとき、つい弱気になってしまうとき、いつもこの言葉を思い出す。
人間生きている限り、テニスに限らず勝負の繰り返しなのです。
「勝ち負けなんて重要ではない」が口癖な人は、みんな負けている
1.全てのことに挑み続けるのか、避け続けるのか
以前に、「負けても良い理由」を見付けた瞬間に、人は負けるという記事を書きました。
ニュアンスは近しいけど、こっちはより厳しい言葉。
誰だって、試合に負けそうになったら一瞬、そこまでのプロセスを正当化したくなる。
「頑張ってきたことに価値があるから、負けてもその価値は失われない」と。
でもそれって、最後は頑張り切らなくても良い、ということを無理やり正当化しているだけ。
全ては習慣。
全てのことに対して挑むのか、上記の感じで避けるのか。
大きな選択を、私たちはテニスの試合を通じて突きつけられているのです。
2.「全ての価値判断」は試合が終わってからにしよう
確かに、「あの試合は負けたけど意味があった」みたいな話はあるし、否定はしません。
ですが、それらはすべて試合の後に検証する話。
私たちは今、目の前の試合、目の前の相手を全力で倒しにいかないといけない。
最後の最後まで、1ポイントまで自分が出来る最高のプレーが出来ないと、テニスに成長なんてある訳ない。
みんなどこか、感覚的には分かっている部分から、目を背けているように思います。
3.「言葉の魔力」の怖さを、学生のみんなまだ知らない
このサイトを観ている高校生、大学生、中学生の方も多いでしょう。
きっとまだ、「言葉の魔力」の怖さを知らない。
普段自分が話している言葉、が人格を作っていく。
「性格が言葉を作ったり、話し方を決めるのでは?」と思った方、私は逆だと思う。
毎日、テニスの練習だけじゃない日常生活で「どんな言葉」を発しているのか。
「勝ち負けなんて重要ではない」というような言葉を発していて、大事な試合で自分を出し切れるのか。
答えは、明白ですね。
自分が話している、書いている言葉、じっくり思い出してみて下さい。
テニスの成長に、試合の勝利にマイナスになっているものは無いか。
「恥を知る」ことが出来れば、アナタはまだまだ強くなれる。
きっと小さい気付きが、アナタの成長の大きな転機になるでしょう。