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「背伸びセンス」もテニスの試合で成長する為には必要なこと

目次

錦織選手が日本人男子で過去最高ランクの4位をマークした。

これは凄いこと。

おめでとう。

彼はここまで来れると思っていただろうか?

 

「背伸びセンス」もテニスの試合で成長する為には必要なこと

 


 

錦織選手がどう答えるかは知らないが、当然思っていただろうし、恐らく今はもっと上のランキングのテニスを考えているだろう。

実際ランキングって目指した通りに行くもんでは無い。

世界で100位目指しましたと言って、100位辺りをウロウロしている人なんてあまり聞いたことが無い

よく聞く話は「100位目指しました」って言ってたのが、いつの間にか100位以内に入っていて、「もうとっくに50位以内を目指してるよ」なんて言っている選手。

あるいは、全然100位に辿り着けなくて空回りしている選手のどっちかだ。

俺の経験上、目指す所はちょっと背伸びした目標にしないといけない

100位以内に入りたいなら、100位辺りの選手のテニスのプレーをするんじゃなくて、もっと上のレベルを目指すべき。

大会に出場してベスト8以上の戦績を挙げたいんだったら、ひょっとしたら優勝出来るかも・・・?って思われるようなプレーを最低限しておかないといけない。

今回ランキング4位に上がった錦織選手も、間違いなくもっと上のレベルをイメージして日頃からプレーしていると思う。

だから彼にとっては単なる通過点に過ぎないんだよ

そうじゃないと30位になる実力があってもいけないと思う。

ただ難しいのは、どのくらい上を目指すのかってことだね。

それぞれ皆目標があるだろうけど、その目標よりも上を目指せって言われたからと言って、あり得ないくらいの高い目標を設定してしまうとそれはちょっと「無謀」としか言いようがない。
 



 

自分の才能を知り、自分の可能性を感じとり、自分の運を信じられることで初めてどこまで背伸びをすれば良いのかが見えて来るのだ

じゃあそういった自己分析能力はどうやって養うかが重要なんだけど、それはどれだけ色んな人とテニスで携わったか・・・だと思う。

自己判断力で自分の意見を貫き通さないといけないが、やはり周りの意見や空気を感じることも重要。

コミュニケーション能力がなくて、自分の殻に閉じこもっているやつは結局、冷静な自己判断ではなく自己陶酔か意地を張っているだけだったりする。

錦織選手、4位になったけどまだまだ背伸びをして、更に高い視野でテニス界を見ている気がしてならない。

これから益々楽しみだ。

 

■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ

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