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ダブルスの試合で、よく前衛がサーバーにサインを出しているケース、ありますよね。
「事前に打ち合わせで決めれば良いのでは?」と思う方もいると思いますし、実際に決めているペアもいます。
それでもポジションについた後に、サーバー側にサインを出すにはある理由があるから。
今回はそのポイントについて、お話したいと思います。
テニスのダブルス中級者から身につけたい、「前衛がサーバーに出すサイン」の基本を覚えよう
■サーブのコース、「センター、ボディ、ワイド」を3本の指で指示する
サーブのコースは大きく分けてこの3つ。
どこに打って欲しいかは、前衛がサーバー側に指示するケースが多いです。
もちろんサーバー自身が得意なコース、その日良い感じで入っているサーブがあればそれも考慮しつつ。
後、大事なのはリターンの「グリップや雰囲気」を間近で見た前衛の感覚で。
この感覚、大事です。
ポジションについてみてから分かる、「直感」を大事にしたいからポジションについてからサインを出すようにしてるんですね。
■ポーチに出る出ないは、打ち合わせで決めておくのも有り
サインでポーチに出る、出ないを伝える場合もあります。
ですがまず中級者の方にオススメなのは、ポーチに出る出ないは、打ち合わせで決めておく。
サーブのコースは指のサインで出す、という感じで分けていくことをオススメします。
ポイント間の打ち合わせで「ポーチに出るね」と話しておいて、実際にポジションについてから「コースはセンターで」という感じで伝える。
このやり取りで、結構サーブのリズムも生まれやすくなってきてキープ率も上がるはずです。
■必ずしもサインを使わないといけない、訳ではありませんが・・・
当然、サインを使わないペアも多いですね。
打ち合わせで全部決めてしまう形でもOKですが、大事なのはしっかり「決める」ということ。
大げさに思うかも知れませんが、ダブルスの試合で勝てないペアって、結局何がしたいのか最後まで分からない。
失敗するにせよ、何か意図のあるテニスをしっかり実践しての失敗、であれば次に繋がります。
サインプレーが決まると、「ペアでポイントを獲った!」という感じになりますよね。
学生の方には、自分たちのリズムとペースを保つという意味でもオススメです。
まぁ、「サインと違うコースに飛んだ・・・」ということも多いでしょう。
私もそうでした・・・。
でもそれも、ペアで補い合いながら試合を進めていく。
そうしていくうちに、サーブのコースもしっかり狙えるような実力が付いてきます!
そのきっかけにも、サインプレーは貢献してくれるはずです。