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年末年始は、天皇敗や高校サッカー等、サッカーの試合を観る機会が増えますよね。
テニスも年末年始の風物詩的な大会があれば・・・といつも思いますが、他協議を見ることで学べることもテニスでは多い。
今回は、私がサッカーの試合、特にディフェンスの選手に注目して観たときに、感じるテニスにも活かせそうな要素について書いてみます。
サッカー選手のディフェンスに観る、「テニスのプレーにも必要な、相手に抜かれてから追いかける」しつこさについて
■サッカーのディフェンスは、抜かれたら終わり?
相手がボールを持ってドリブルで仕掛けるスポーツ、サッカーやバスケってディフェンスの選手は相当大変そうです。
テニスはボールを「キープする」という行為が出来ませんので、その点判断も速く求められますが、守る方も心理的には「打ち返してくれる」のである意味、楽な部分はあります。
サッカーのディフェンスは、基本全て受け身の状態。
いつ仕掛けてくるか、どのコースにドリブルするか・・・を読み合いながら、喰らい付いていくのが大事なポイントかと思います。
ですので結果的に抜かれてしまうことも多い。
ですが優れたディフェンダーは、そこからの対応も一味違う気がします。
■「しつこい選手だな」と相手に思われることの重要性
しぶといディフェンダーは、抜かれてもしっかりボールを追いかける。
相手選手に喰らい付いていって、プレッシャーをかけて少しでもシュートミスを誘うようなプレーをしています。
実際は抜かれた後に追い付いて、ボールを奪い返すことは難しい。
それでも、喰らい付いて足音を相手に聞かせる、気配を感じさせるだけでも、ボールを持って抜いた選手にとってはかなり嫌なもの。
このしつこさこそ、テニスにも求められる要素なのです。
相手のエース級のショットにしっかり喰らい付く、1本でも多く返球しようとする姿勢を見せることが、その後のミスを誘う要因になってくれます。
諦めの速い選手は、相手にしたときにも楽ですよね。
細かい部分ですが、同じポイントを失うにしても相手に何かを残して失えるような、そんな選手がテニスの試合でも強くなり結果を出していきます。
■やるかやらないかは、技術の問題では無い
こういった細かい部分は、やるかやらないかの問題です。
技術的な部分は、必要無いですよね?
しっかり最後までボールを追う、喰らい付いて触る、だけのことですが、これが出来ない選手が本当に多い。
粘る強いテニスはどこかかっこ悪いと思っている学生の皆さん、抵抗しないで試合に負ける方がよっぽどかっこ悪い。
追いかけ方、粘り方も、自分で試しているうちに工夫できて楽しくなってきます。
相手にとって、自分のプレーがどう映っているのか・・・は、ぜひ身近に一緒に練習する仲間から聞いてみても良いでしょう。
その言葉に、アナタの成長のヒントが隠されているはずです。
他スポーツ、ぜひたくさん観て触れて、実際にやってみて下さい。
貪欲で敏感な人は、そこからたくさんのことを吸収します。
そして何かテニスに活かそうと、模索する。
この模索こそ、アナタのテニスの成長に大きく寄与してくれる大事な要素です。
私も過去にバレーボールをやっていた経験が、ネットプレーのボレーに活かされています。
アナタなりのアイデア、磨いて育てていきましょう!