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何の代償も無く、強くはなれない

目次

テニスを強くして、結果を出したい。

今までは何となく楽しんでいるだけだったけど、頑張りたいというみなさん。

改めて、これは覚悟しておきましょう。

強くなるということは、輪をはみ出すということ。

私たちはプロ選手を目指す訳じゃない、だけど中途半端な意志では、はね返されるだけ。

それくらい、テニスの大会に出て勝つって、楽なことじゃないですよ。

何の代償も無く、とは考えない方が良いです。

 
 

何かを断つ、ことも必要でしょう

良いきっかけになる

私も、本気で試合に出始めてからは結構、大変でした。

練習時間が取れない、だけど何とかしないといけない。

じゃあ何が出来るんだ、と。

家で毎日少しずつでもトレーニングしたかったので、当時はまっていた携帯ゲームのようなもの、を止めた記憶があります。

あと、ダラダラとネットサーフィンをするのも。

そうすると、自然と時間が出来るので、1日10分でもトレーニングが出来るようになって、生活もスッキリしたように感じました。

止めること、がテニスにつながる

何かを止めること、は必ずテニスに活かされます。

無理に、好きなことを止める必要はありません。

自分の中で、毎日続けている何てことない部分を、見直してみる。

これだけで、かなり生活は変わりますよ。

テニスはそのきっかけを与えてくれている。

それも、試合に出るようになれば、より実感するようになります。

自分に根拠を求めるようになる

「なぜ、これはやるのか?」

「なぜ、これは必要なのか?」

を、テニスもそうですけど考えるようになります。

自分の毎日の生活に、どこかで根拠を求めるようになる。

テニスが強くなりたいなら、これは必要無いんじゃないかと思えたことは、きっぱり止める。

「そこまでする?」と思うかも知れないですけど、この削ぎ落すという作業はすごく新鮮で、快感でした。

私の中ではテニスを続けていて良かった、と感じることが出来る大切な要素です。



そして、次の代償は…

ズバリ、人です

みなさんの周りにも、テニス仲間は多いと思います。

これ、多過ぎるのはアナタ自身が試合に出て強くなるうえで、少し問題です。

なぜなら、人は自分と同じような他人を求める人が多いから。

試合に出て結果を出す、ということは「人と違う自分になる」ということ。

今、アナタ自身がテニスをしている仲間も、もしかしたら失うかもしれない。

それくらいの代償は、覚悟しておいた方が良いでしょう。

周りに合わせる必要、無し

私自身も、試合に出ていく中で付き合う人、練習仲間は変わって来ました。

私が避けなくても、相手から離れていくケースもある。

でも、それで良いと思っています。

試合に出て勝ち上がっていくことが出来れば、当然練習内容も変わるし、周りの見る目も変わる。

アナタ自身が変わらなくても、周りの目が変化していくことは、想像出来ますよね。

周りに合わせる必要は、ありません。

大げさな話ですが、アナタ自身が、人を代償にするという覚悟があるかどうか、が大事です。

最期に試合での、強さになる

孤独を入れる、人を代償にしても良いと覚悟を決める。

そうすることで、アナタ自身の強さって芽生えていきます。

社会人になってテニスの大会に出る、頼りになるのは自分だけですから。

学生のように、みんなで同じ目標を持ったチームがある訳じゃない。

もちろんサークルや団体戦、の試合はありますが、それはあくまで建前に近いでしょう。

アナタ自身で、自分の最期の強さを芽生えさせていくこと、が出来るでしょう。

   

強くなるとは、変わるということ

技術の向上は、上辺だけ

最近、すごく感じます。

技術の向上って、上辺だけ。

本当にその人が強くなった時って、もちろん技術的な面が目立って見える。

でも、その根底にあるのはその人の「変われる」強さ、なんですよね。

代償を払ってでも、自分を変えて来た人は、強い。

これが出来ないから、テニスの試合で勝てる人はそう多くないんです。

テニスでなら、人は変われる

私は、こう信じています。

テニスと真剣に向き合うことが出来れば、人は変われる。

それくらいのものを、テニスは用意してくれている。

技術的に上手くなった人も、それを使う心を成長させないことには、試合で結果は出ない。

私たちは何かのショットが、急に速くなる訳じゃない、ですよね。

自分を変える勇気を持って、行動出来た人は強い。

私はそういう人を、これからも応援していきますし、生涯尊敬していきます。

逆に言えば、テニスでしか変われない

もちろん、きっかけはたくさんあります。

でも、テニスでしか変われない、得ることが出来ない経験って本当に多い。

ほとんどの方が、そこまで経験出来ずに、テニスを止めてしまうんですけどね。

何かを代償にしても良い、と思えるくらいの覚悟で頑張って、試合に出続ける。

テニスでしか自分は変われない、かもしれないと。

それくらの覚悟で、私はこれからも真摯に向き合うつもりです。



松岡修造さんの言葉で、「毎日が誕生日」という言葉があります。

この意味を考えてみると、私たちがテニスと向き合う意味みたいなものが見えて来る。

日常生活では経験出来ないこと、練習や試合。

突きつけられる結果…。

何かを代償にしないと、そりゃ得ることが出来ないですよ。

あとはみなさんに、その覚悟があるかどうかです。

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