戦術

オムニコートとクレーコート、作戦を変えるべき?

意外と似ているようで、違うもの。

それは、オムニコートとクレーコートでの戦い方です。

意外と、これ意識出来ていない人が多いですよね。

シューズのカテゴリも、今は「オムニクレー用」でひとくくりにされてますし。

でも、どうでしょう。

実際に戦い方は、微妙に違うと思いませんか?

 

オムニコートとクレーコート、作戦を変えるべき?

 


 

1.まずオムニコートの特徴は?

大きく2つ、私はあると思っています。

1つはボールは跳ねない、弾まない。

もう1つは、場所ごとだったりコートによる差は少ないサーフェス、だと思っています。

どこのオムニコートでも、ある程度似たような反発力、フットワークの滑り具合じゃないでしょうか。

最初のポイントで挙げた「ボールが弾まない」という部分は、大きなポイントですね。

自分が立つポジションはあまり下げられないし、ドロップ系のショットが有効に使える。

「え、でもこれってクレーコートも同じじゃないの?」と思う方も多いでしょう。

少し、違うと私は思います。

 

2.クレーコートの特徴は?

まず、何と言ってもイレギュラーバウンドが多いです。

本当にキレイなクレーコートって少ないですし、ラインを埋め込んであるのでライン付近は確実にバウンドが変わりやすい。

それから、オムニコートと比較すると、結構ボールは弾むコートが多い。

フレンチオープンであんなに選手が後ろに下がってプレー出来るのも、コートでバウンドが弾むから。

ドロップショットも使えますが、オムニコートのようにコート全体で吸収してくれる感じは無いようなクレーコートも多いはず。

日本では本当に、クレーコートと一言で言っても差が大きいのが特徴でしょう。

ですが、オムニコートと比較して「何が違うのか」は自分で明確にしておきましょう。

 

3.オムニコートではポジションを前に、クレーコートでもどんどんネットプレーを

私が普段、意識しているのはこの2点です。

とにかく、オムニコートでの試合は前にポジションを取る。

ストロークやリターンの打点が低くならないように、意識します。

それから、クレーコートでは「前に出るのか、出ないのか」をハッキリさせる。

前に出るのであれば、イレギュラーしないようにバウンドさせない、つもりでノーバウンドでボレー。

粘るなら、しっかりベースラインより下がって打つ。

ライン際でのイレギュラーには、いちいち落ち込まない。

このあたり、みなさんも自分でポイントを整理出来ると良いでしょう。

 



 

4.「オムニ慣れ」が試合では怖い

つい、私たちの試合はオムニコート中心になりがち。

これって、結構怖いんです。

言っても、快適ですからね、オムニコートでの試合は。

足腰への負担も少ないし、滑ることが出来る、イレギュラーだってほとんど無い。

でも、実は大事な試合はハードコートやクレーコート、のような会場で実施されるかもしれない。

たまには、意識して違うサーフェスもしっかり経験を積んでおきましょう。

イレギュラーが多いクレーコートだって、良い練習になりますよ。

 

こういう小さいサーフェスの差、で調整が出来るかどうか。

出来ない人は、あっという間に1セットマッチは負けて終わり、でしょう。

チェックポイントを決めて、試合に入ることで調整もやりやすいし、早く慣れる。

これも立派な、テニス選手としての強さですよ。

ピックアップ記事

  1. Zatous(ザータス)の大容量バッグインバッグは、ラケットバッグと相性ピッタリ…
  2. これからの暑い時期にあると便利な、「高速製氷機」とは?
  3. 何度でも消して使える、ウェアラブルメモはテニスでも使えそう
  4. 読者のみなさんへ、アンケートのお願いです
  5. + POWER CUP について

関連記事

  1. テニス メンタル

    戦術

    「省エネテニス」に必要なテニスの試合でのボールスピード、コースのコントロール術

    テニスの試合って、もつれるとかなり長時間の戦いになる。俺も5時…

  2. 戦術

    テニスの試合、初対面の相手には遠慮なく「自己紹介」から入っていこう

    試合において、まず最初にやるべきことは・・・何でしょう。私はあ…

  3. テニス メンタル

    戦術

    調子が悪い時こそチャンス、だと言える理由5つ

    自分のテニスの調子が悪い。試合では、よくあることですよね。…

  4. テニス ボレー

    戦術

    格下相手こそ、焦らずチャンスを待とう

    試合をしていて、自分が自滅するような試合。「勝てる相手」に対し…

  5. テニス サーブ

    戦術

    勝ち始めたら、対策されるのは当たり前

    アナタ自身、勝ち始めたときはこう感じるはずです。身内の試合でも…

  6. 戦術

    一番最初に、4番バッターをもってくる方が勝てる

    テニスの試合、スタートダッシュが肝心。私はいつも、この意識で試…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス メンタル

    ボレー

    ネットに出るといつも「アウトボールを触ってしまう」人は、準備が遅すぎる!
  2. テニス サーブ

    リターン

    テニスの試合の現場では、「振り遅れてエース」になった時こそ堂々としていよう
  3. テニス ストローク

    ロブ

    前に出てロブで抜かれたときに、「後ろ向きのままロブで返球する」ための秘策とは?
  4. ストローク

    テニスのストロークでは、「打点が低いと感じたら、しっかり高い軌道でクロス方向へ返…
  5. 戦術

    そもそも、ドロップショットはコートの内側から
PAGE TOP