小平選手、金メダルおめでとう御座います!
1発勝負、この30秒ちょっとの時間に、4年間の全てをぶつける・・・もう、考えられないです。
テニスの試合のように、試合を作るということが難しい、本当に精神力が問われる試合形式。
観ていて本当に、痺れました・・・。
「オリンピックには、魔物が潜んでいる」
TVでも何度も聞かれたこの言葉、気になって観ていた方も多いんじゃないでしょうか。
スピードスケートだけじゃなく、他競技でもその年、または前年に調子が良い人が勝てないというケースも多い。
逆に4年に1度のオリンピック、という場で無類の強さを発揮する選手もいる。
魔物を味方に付けるのか、敵に回すのか・・・。
この差は、あの緊張感高まる場で決定的な差になって、選手に順位という残酷な結果を突き付けていく。
これが勝負の世界、厳しい世界。
でも、テニスの試合に出ているみなさんは、「ちょっと、分かるかも・・・」という方も多いんじゃないでしょうか。
そう、きっとみなさんも強かれ弱かれ、絶対に「魔物」を目の当たりにしたことはあると思うんです。
大会規模や競技、緊張感は違えど、私たちだって「試合」に出ている、出続けている。
「週末のテニスコートにだって、魔物は確実にいる」と私は思います。
その魔物とは、勝利に飢えた欲深き自分の心、でしょう。
試合の中で「頼むからミスってくれ!」と相手に願う、どこか他力本願の考え方かもしれません。
魔物とはライバルでもなく、雰囲気を作り出している観客でもない。
シンプルに、自分自身なんです。
オリンピックの試合を観ながら、どこか自分のテニスの試合と重ねてみる。
「レベルが違うんだから、身の程知らずも良いとこ」と、思う方もいるでしょう。
でも、ここ一番での試合に勝ちたい、という想いは、一般のテニスプレイヤーの方だって同じだと思います。
当然、プレッシャーの差は比べようもないもの、があるでしょうが。
みなさんの前に、これからも魔物は現れ続けるでしょう。
倒しても逃げても、試合に出続けている限り、逃れられません。
逃げようと思わず、一緒に戦う仲間だと思って。
だって、その魔物とは、自分自身そのもの、ですから。
オリンピックを戦う日本チームに、勇気付けられた今週末。
また来週から、頑張っていきましょう!
この記事へのコメントはありません。