昨日までの2日間、ご縁があり初めてビーンズドームに行ってきました
今まで何度も行きたいと思う機会があったんですが、なかなか都合が合わず…今回念願の訪問に
初日は「テニスJAM」と銘打たれたジュニア育成コーチの研修兼交流会イベント
ビーンズドームをホームコートして活動する「みんなのテニス研究所」、通常みんラボさんの主催イベントを見学させて頂きました
みんラボさんはYouTube活動も数年前から頑張っていらっしゃいますので、ぜひみなさんもご覧ください
→チャンネルはコチラ
インドアコート8面+センターコート、屋外には4面のハードコート
羨ましい…なんだこの天国みたいな環境…
施設も素晴らしかったですが、それ以上に素晴らしかったのは集まったジュニア育成コーチのみなさんの熱意と意欲
約70名のみなさんは、主に西日本を中心にトップジュニアを多く育成されているみなさん
このテニスJAMは、研修以外にも交流会や一緒に考えていくという企画でしたので、ただ会社から派遣されているような指導者には向かない感じでした
私が印象的だったのは、サーブの講義を担当された竹内映二さんの言葉
「これからのテニスコーチは、どう人工知能に対応していくかが大事」
「この集まっているコーチのみなさんのネットワーク、共に出す知恵がない限り、単純な指導は必ずAIに淘汰される」
なんとなくぼんやりと考えていたことですが、これは本当にそうですね
統計学での指導法はどの競技でも進んでいて、特にテニスはAIとの相性が良いと思います
午前からお昼過ぎまで、徹底的に現代版のサーブの分析と講義、そして現場での修正方法のアイデアを共有
私の目の前で、竹内さんの指導でサーブが見違える人、見ていて感動でした
ここまで少しの指導で、変わるのか…と
同時に感じたのは、これをやられると本当に他のコーチ陣は結構大変だな、という印象
なぜなら、自分の教え子がビーンズドームに練習環境を求めることになりますからね…
先月に仙台にお邪魔した時にも、実はこの話になりました
テニスの有望ジュニアを、誰か1人のコーチが指導するのには限界があるという問題
問題があるのに、囲い込んで外に出さない、他の指導者への接点を持たないようにコントロールする
確かに、有望な選手は自分たちの手元で育てたいという気持ちも分かりますが、それが行き着く先は…みなさんどうでしょうか?
これは、ジュニアに限った話でもないように思います
例えば、一般のテニススクール
そのスクールのレッスンの現場で、本当に生徒の成長を願い必死で指導しているコーチがどれくらいいるでしょうか?
それを願うマネージャーや経営者が、何人いるでしょうか?
生徒が成長すれば、当然別な環境を求めるのが普通です
外に出ていく人が増えれば生徒数は減る、売上が減れば事業を拡大できない
生徒には盲目であり続け、成長しないままで継続してくれることをどこかで望んではいないか
非常に難しい問題です
ですが、私は改めて「本当にテニスが上達する指導があれば、出来るだけ多くの人が享受して欲しい」と感じました
T-PRESSも、試合に勝ちたい人を応援するスタンスでやる以上は、「本物の指導、上達、人生の充実」から絶対に目を逸らしてはいけないなと
イベントの翌日は、みんラボで練習するトップ選手の練習も見学
また改めて書きますが、ここの選手たちの凄いところは「オールラウンドな技術」がベースになっているということ
ジュニア選手もみなさん、とにかくコートを広く使うしプレーの幅がある
目先の勝利や国内の年代別のタイトル、勝利に主眼を置いていないからこそ出来る成長なんだと感じます
とにかくたくさんの刺激と、そして今後の取り組みの可能性もたくさん見えた2日間でした
そう遠くないうちに、また色々とみなさんにご報告できると思います!
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