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最近、また私の中で気になること。
テニスは一人では出来ない、他人あっての競技であり遊び、表現の場のはず。
それなのに、ライバルや仲間を尊重出来ない、試合や練習で横柄な態度を取る人がなんと多いことか。
ジュニアや子供だけではなく、大人やシニアの方もそう。
改めて、みなさんとはこの点を共有しておきたいと思います。
テニスが強くなりたいなら、他人を尊重すること。
これが理解、実践出来ない人は、コートから退場です。
自分1人で、何が出来る?
ボールを打ち合うことだって、出来ない
他人がいて、自分がいる。
人在りて、我在り。
この精神が無い人が、最近また多いような気がします。
何でも、個人で楽しめるような時代になってきたので、勘違いしている人も多いのかも知れませんね。
ボールを打ち合うことだって、まず1人では出来ない。
他人の力を得て、初めて自分もテニスが出来る。
このことを、どんな環境でもレベルでも、忘れてはいけないんです。
気付いているとは、行動しているということ
「そんなこと、言われなくても分かってるって」と思う方が、ほとんどでしょう。
でも、実際に行動で示せてますか?
言葉で伝えられてますか?
気付いているだけで何も行動に現れていないという人は、気付いていないのと同じ。
周りの他人を尊重し、大切にするということはどういうことか。
良い機会ですので、私たち一人一人が考えて、変えていく必要があるでしょう。
他人と自分は、常に一体
他人を尊重する、ということはどういうことか。
それはつまり、自分自身を尊重することにもつながります。
人と関わること、コミュニケーションを取ることで、自分を知ることが出来る。
テニスを通じて、私たちはその機会を与えてもらっている。
それをムダにしては、もったいない。
他人を尊重すれば、それは自分を知ること、尊重されることにもつながり、良い循環が生まれるはず。
今すぐ、止めた方が良い習慣とは?
私が今までお会いして来た中で、これは止めた方が良い習慣、仕草や考え方というのをまとめてみました。
恐らく、みなさんの周りでも何人かはいると思います。
1.ボールを拾わない
練習の後、試合中でもボールを拾わない。
こういう人は、気付いていないかもしれませんが、周りからは冷たい目で見られています。
自分が困った時にも、助けてもらえない。
テニススクールでも、ボール拾いを真剣にやらない人、いますよね。
小さいところですが、そこにその人のテニスに対するスタンスが見えている、と私は思いますよ。
2.幹事の気持ちを理解出来ない
ドタキャン、遅刻、当たり前。
参加費の精算で小銭や千円札を用意していない、というのも気にしない。
こういう人は、結構多いです。
自分がテニスが出来ていることに、感謝の気持ちが無いのかと。
幹事としてまとめてくれている人の気持ち、考えたことが無いような人がテニス界にも多いです。
当たり前のことを準備して、自己管理出来ない人に、未来はありません。
3.対戦相手に、横柄な態度
これも多いです、特に上級者の方に。
試合で実力差が明らかなのが分かると、急に横柄な態度を取り始める。
相手よりもテニスが上手い、強い、キャリアがあるなんて、どうでも良い。
対戦相手を尊重出来ない人は、テニスでも成功出来ない。
周りの応援と一緒になって相手を小バカにするような光景を、ジュニアの大会でも何度も観て来ました。
誰か注意しないのか、と思ったら大人まで一緒になって騒いでいる。
テニス界の大きな病巣だと、私は感じています。
他人を尊重すれば、テニスも変わる
「あの人とテニスしたい」と、言われる為に
私自身まだまだ、ですが。
「あの人とテニスがしたい」と思われるような循環を生むことが出来ると、あとはもう良いように回り出します。
テニスが上手くなりたい、試合で勝てるようになりたいなら。
遠回りのようですが、まずはみなさんの身近な人、他人を尊重してみて下さい。
大切にしているということを、行動と言葉で示してみる。
ちょっと恥ずかしいように感じると思いますが、本当にこれだけで変わります。
当たり前のことを、当たり前のように
最初の挨拶、別れの挨拶と御礼。
こんな当たり前のことを、しっかりとやるだけ。
練習仲間、対戦相手にも、自分から話しかけてみる。
「アナタを尊重したい」という想いは、必ず伝わります。
そして当然、アナタ自身も周囲から大切にされるようになりますから。
当たり前のことを、当たり前のようにテニスコートでも行うだけで良いんです。
読者のみなさんへ
本当に、私は読者のみなさんを心から尊敬しています。
何度も書いて来たように、テニスに真摯に向き合い、試合にチャレンジしていく。
並大抵の努力では出来ないことですからね。
読者のみなさんを尊重して来たからこそ、T-PRESSはここまで続いて来たんです。
最近では動画主体になりつつありますが、言葉でのメッセージの発信も続けていきます。
心からの、御礼を込めて。
テニスは、麻薬のような要素も秘めている。
勝負ごとですから、感情的になることもあれば、自分に対する悔しさが我慢ならない時もあるでしょう。
でも、そういう時こそ、この気持ちだけは忘れないでください。
人在りて、我在り。
他人を尊重してこその、テニスだと。
いつかそれが、アナタ自身の大きな財産になるはずです。
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