テニス 練習

ストローク

「ドロップショットのちょっとしたコツ」テニスの試合では、身体が勝手に反応できるとベスト

目次

いつからだろう。

ドロップショットが好きになったのは。

恐らくスペインに行ってからだろうな。

 

「ドロップショットのちょっとしたコツ」テニスの試合では、身体が勝手に反応できるとベスト

 


 

しっかりコートの後ろの方まで下がりまくって、ストロークラリーをガンガン打ち合っている中、急にどっちかの選手がネット際にシュッとスライスで落とす。

その変貌ぶりというか、仕掛け方というか、何とも言えない勝負師の感じがして、それから俺もマネして使い始めたんだよ。

最初はしっかりスライスのグリップで握って、きっちりスライス回転をかけてドロップショットしてた

でもこれだと最初から、「スライス打つからドロップかも知れませんよ~」って相手に言っているようなもんだ。

それじゃあ相手は前を警戒してしまう。

だから、有効なのはフォアハンドストロークでグリグリのトップスピンを打つ時のグリップで、シュッとスライス回転をかける打ち方なんだよ。

もともと俺はさほど厚くないグリップなので、そのままスライスのドロップショットを打てるんだけど、かなり厚いグリップでフォアを打っている選手は若干薄めに切り替える感じが多いようだね

でも相手からするとバチーン!ってしっかり引っぱたきそうな、強烈フォアハンドストロークを打つ印象を与えられる程度の厚い持ち方でないといけない。

これをしっかりアピールできれば相手は警戒してしっかりと下がってくれる。

そこでがら空きになったネット前へポトンとドロップを落とせばいいんだよ

でもね、俺がドロップショットを成功させた時ってだいたいが「あれ?俺の体が勝手にドロップショットを選んだ!」って成功させた後に気付く感じなんだよ。

しっかりコート内に踏み込んで、しっかり打ち込もうと構えた俺を見て相手は下がって粘ろうとする。

その様子を見た俺の体は勝手にドロップショットを選択してくれる。
 



 

しかもその方が成功率は高い気がする

逆に、打つ前「相手が粘り強いから、次でドロップショットを打たなきゃ!!」って先に思ってしまうと、腰も引けて、いかにも
「ドロップショットを打ちますよ!」的な格好になり、質も落ちるし、相手にはばれるし、結局チャンスボールをプレゼントしたことになりやすかった。

分かるでしょ?

だからドロップショットを使えるようになりたいんだったら、まずは、しっかりトップスピンストロークを打ち込むような構えと厚いグリップから急にドロップのスライスをかけられるようにしてもらいたいのと、そういう自分のしっかりした構えを見た相手が慌てて後ろへ下がった、そういう状況を見て体が勝手にドロップショットを自動選択してくれるような、配球パターンを練習してもらいたいな。

■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ

ピックアップ記事

  1. 男子シングルスの試合を戦い抜くなら、大量発汗にも耐えうるタオルチョイスを
  2. 雨でコートが濡れていてもテニスがしたい!方にお勧めの「ウォーターバキューマー」
  3. テニスのニューボールの状態を維持出来る、「ボールキーパー」って?
  4. ラジオ番組、始めました!
  5. 汗でグリップが滑りやすい人は、「Prince Grip Plus」がオススメ

関連記事

  1. ストローク

    「ハードコートでのストローク戦がきつい!」ヘビーなトップスピンストローカーへの対策4つ

    錦織選手のストロークの魅力の一つは、バウンド後も勢いを失わないストロー…

  2. テニス ボレー

    ストローク

    テニスのストロークでネットミスが多い人は、「打点から下方向に飛ばないように」するだけで改善される

    「とにかくストロークで、ネットミスが多いんです・・・」という方、ご質問…

  3. ストローク

    テニスの試合で、「アプローチから前、じゃなくて下がってしまう・・・」人は、守備範囲の概念を変えましょ…

    シングルスの試合では、相手がドロップショットを打って来ることが十分考え…

  4. ストローク

    パッシングショットが苦手な人は、駆け引きという発想が無いから辛いんです

    パッシングショット、シングルスの試合では使う機会が多いですよね。…

  5. ストローク

    「ショートラリーを試合で活かそう」テニスの試合で必要な技術がそこに詰まっている

    ショートラリーをやってるかい?練習前にやってるかい?俺…

特集記事

  1. テニス メンタル

    ダブルス

    本当に深い絆でつながったダブルスパートナーは、苦しい時にこそ支え合える
  2. ストローク

    両手バックハンドを捨てたからこそ、今の片手バックハンドがあると思う
  3. メンタル

    「宇宙人から見たら、僕らだって宇宙人だということ」は、テニスにだって言える
  4. シングルス

    シングルスの試合で、全くネットに出てこない相手ほど楽な相手はいない
  5. テニス ポジショニング

    ダブルス

    ミックスダブルスの試合、男性は積極的に相手の女性に「スライスストローク」を使って…
PAGE TOP