すっかり寒くなって、もう年の瀬ですね。
怪我が多い時期ですので、ぜひみなさん、テニスコートではいつも以上に気を付けて下さい。
このT-PRESSも、もうすぐ丸3年になります。
読者のみなさんに支えられて、私自身成長させてもらった3年間、だと思っています。
よく、「なぜ、毎日記事を更新出来るんですか?」というご質問を頂きます。
まぁ、毎日・・・は更新出来ていないので、心苦しいのですが。
でも、私の中では、なるべく毎日更新したい。
それも、思い付いたらできるだけ早く記事にして、新鮮なうちにみなさんのヒントにしてもらいたい。
そう考えながらサイトを運営しています。
「なぜ、毎日のように記事を更新するのか?」について、私も考えてみました。
一言で言えば、それは「与えられたものを、ただ返しているだけ」だからです。
私自身、中学からテニスを始めて部活で普通に、一人のテニス部員として頑張って来ました。
テニスを教えてくれる先生もコーチもいませんでしたが、自分たちなりに工夫してやるテニスが楽しかった。
学校にテニスコートも、ありませんでした。
ですので、公営のコートを周りの市民のみなさんの邪魔にならない程度に借りて、毎日部活が遠征みたいな感じ。
コート1面に30人以上、なんてざらでしたね。
だからこそ、工夫して勝ちたい、楽しいだけじゃなく勝ちたい、と思って頑張っていたつもりです。
でも、どうにもやっぱり難しい、教えてくれる人がいないか・・・ということで、民間のコーチの方を探すことに。
そこで出会った方、何人かいるのですが、高校生の自分たちにほぼ無償でテニスを教えてくれたんです。
他にも社会人選手の方や、OBの方、市民コートを借りていく中で仲良くなった大人の人に、私は随分助けてもらいました。
それは、大学生になってからも一緒です。
テニス選手としてだけでなく、審判や大会ディレクターとしても、学生で実力も無い自分をたくさんの人が支えてくれた。
だからこそ、私はその「借り」をどこかで返さないとと思っていたんだと思います。
そうこうしている内に、アルバイトのテニスコーチを経て、今は普通の社会人として働いています。
少しだけ、WEB関係の仕事をしているので、じゃあしっかりとブログを書いてみよう、と。
誰に読んでもらえるか分からないけど、今なら少し、ためになるようなことも書けそうだなと思ったので、始めてみたのがこのサイトです。
だから、私が続けていることは、すごく自然なことなんですよね。
あの頃に、自分が助けてもらったように、誰かの助けになれると良いな、と。
今回、こんな文章を書いたのも、みなさんに一つのお願いがあるからです。
ぜひ、みなさんの周りにいる困っている人、特にテニス初心者の人を大切にして欲しい。
みなさん、誰しもが通って来た道です、テニスが初心者、という経験は。
だからこそ、自分が与えられたように、人にも与える気持ちを持って欲しい。
これが、テニス界にはすごく足りないと、私は思っています。
どこか初心者に冷たい、ハードルが高い、気取ったスポーツ・・・だと、思われる小さい要因になってしまう。
大げさな話かもしれませんが、テニス界を作っているのは、私たち一般プレイヤー、一人一人です。
「人から得た恩を、回していく」ということ。
私はこのサイトを3年間運営してみて、アンケートをはじめ読者のみなさんの温かい言葉とテニスへの熱い想いに、いつも支えられてきました。
これからも、全力で応えていきたい。
もっともっと、勉強して研究して、私自身テニスを頑張って、精進していきたいなと。
みなさんも、テニスだけじゃない。
自分が得たもの、与えてもらったものを感じながら、自分の人生の中で返していく意識、持ってみませんか?
きっと、良い人生になると思いますよ。