目次
ふと、思い出してみる。
自分の小学生時代を。
きっかけは、来週開幕のJリーグのニュースを観て、Jリーグ開幕の当時を思い出したから。
華やかな世界、でも泥臭い世界。
サッカーって、カッコイイ!と、思ったきっかけを思い出して書いてみます。
試合後の君のテニスウェアは、しっかり汚れているだろうか?
■バレーボールに明け暮れていた小学生時代
私は小学生のころ、バレーボールに明け暮れていました。
当時は部活ではなく、スポーツ少年団、みたいなチームでしたが、これがかなりの熱の入れ方。
元々、広島ってバレーボールがすごく盛んで、各小学校には毎日のように放課後プレーするチーム、がありました。
私もその中に入ってバレーボール漬けの毎日だったんですが・・・3年生の頃に開幕したJリーグ、の影響でサッカーチームもすごい盛り上がりに。
正直、羨ましい部分も多かったのですが、私が覚えているのはユニフォームを汚してチームプレーに徹する選手たち。
フォワードの選手以上に、ディフェンスや中盤の選手に惹かれていたのを今でも覚えています。
点を獲る選手にばかりスポットが当たるサッカーですが、泥臭く相手の攻撃の芽を摘む、ディフェンスに専念する。
この意識、はテニスにも大事な要素をたくさん含んでいるのです。
■ユニフォームを、汚してこその真剣勝負
テニスの試合では、相手と接触することは無い。
スライディングみたいな危険なプレーも無いし、テニスウェアが汚れることなんてほとんど無い、でしょう。
ですが、実はサッカー以上に相手との激しい心理戦はある。
試合時間は長いし、まさに死闘、と呼ばれるような試合は学生の皆さんの試合でも多い。
信じられない・・・かも知れませんが、過去には高校生の試合でも、8ゲームマッチで8時間以上、かかった試合も全国大会でありました。
シングルスの試合、です。
1ゲーム、1時間って・・・。
でも、きっとそんな試合を終えたとき、両選手のテニスウェアって汚れている、って思うんです。
きっと汗だくだし、きっとクレーコートの土もあちこちに付いている。
これって、まさに戦った証、なんですよね。
■全力を出す、ことは「誰にでも出来る」ことでは無い
私は皆さんに、「汚れなさい」と言っているのではありません。
ただ、全力を試合で出して欲しい。
出し尽くす習慣を、付けて欲しいと思っています。
「は?毎回一生懸命、全力出し切っているし」と思う方も、多いでしょう。
実際に、そうかも知れません。
ですが、「全力を出し切る」って、本当に難しいことだと思いませんか?
ユニフォームが汚れるまで走るって、ある意味自分を捨て切らないと出来ない。
もうすぐ春。
来るべき、大事な試合、アナタにもあるはずです。
テニスウェアを汚して、勝つための準備、出来てますか?
最近は、上手い選手は本当に多い。
何か弱点があれば、なかなか勝ち上がるのが難しいのが現代テニス、です。
でも、本当に泥臭いような選手も減っていますよね。
テニスウェア、汚れても良いじゃないですか。
泥臭く、しぶといテニスで勝ち上がる。
そんな選手を、私はこれからも微力ながら応援していきたいと思います。