ダブルス

「ダブルスって人が多すぎてつまんない!?」シングルスでも活かせるテニスの考え方を養うには

テニスとはシングルス。

テニスを始めた頃はそう思っていた。

1対1で打ち合って競い合う。

そういうイメージだった。

 

「ダブルスって人が多すぎてつまんない!?」シングルスでも活かせるテニスの考え方を養うには

 


 

だから、打ち合っている相手に取れないくらいの凄いショットを手に入れる事と、相手がどんなショットを打ってきても返せるようにすることを考えて練習してきた。

でも、テニスとはダブルスというものもある。

ダブルスも、相手が取れないくらい凄いショット打ったり相手のショットを頑張って返していればいい・・・と思っていたんだけど、やっているうちに何だか違う気がしてきた。

 

例えばクロスの人と打ち合っていて、そのクロスの人を打ち負かしてやろうと思っていたら、突然正面のボレーの人が飛び出してきて邪魔に入る

「おいおい、クロスの人との勝負に入って来るなよ!」何度、そう思ったことか。

パートナーが相手と打ち合っている時も、チャンスボールが来たら参戦出来るが、なかなかボールが回って来なかったりすると「俺の仕事がない・・・」なんて思ったりしていた。

シングルスを主体にテニスというものを考えていた俺には、「ダブルスって、人が多過ぎてつまんない」という風に思えたんだよ

でもテニスってボール打つ人だけじゃなくて、打ってない人も次のことを予測するために相手を観察したり、それまでのデータを思い出したり、フェイント入れてみたり、思い切った勝負を仕掛けてみたり・・・とやらないといけないことが多いって気付き始めた。

そうするとダブルスでのボレーの役割、ストロークの時注意すべき事が分かって来たと同時に、シングルスの時にも、相手を打ち負かすことだけじゃなくて、打とうとしている相手に対してプレッシャーを掛けてミスを誘ったり、自分の打って欲しいコースに誘導したり・・・とやるべきことが見えてきた。

ショットも磨かなきゃいけないけど、ボールを打っていない時何をすべきか・・・・。
 



 

特にダブルスはそれを考えられないとやってられない

ボールを打つ人は1人、でもそれ以外の3人とも次のことを考えて動けるように、それぞれ仕事があるってことを忘れないように。

 

■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ

ピックアップ記事

  1. テニスの壁打ちをする場所が無い・・・人は、「リバウンドネット」を設置してみない?…
  2. 読者のみなさんへ、アンケートのお願いです
  3. 試合で勝ちたいテニスプレイヤーなら、マイランニングシューズは欠かせないアイテム
  4. テニスで肩が上がらない・・・と、苦労する人は「ピイラティス・ポール」がオススメで…
  5. これからの暑い時期にあると便利な、「高速製氷機」とは?

関連記事

  1. ダブルス

    相手がポーチに出て来てからストレートに打っても、それは後手の策

    ちょっとした差ですが、この違いは大きいです。ダブルスの試合で、…

  2. テニス 戦術

    ダブルス

    相手のドロップショットをカウンターで切り返す、のは前衛の仕事

    ダブルスの試合で、浅いボールで攻撃されるこれは、特に上のレベル…

  3. ダブルス

    ダブルスの試合で、「サービスキープを安定させる」為にペアで意識したい4つのポイント

    プロのテニスの試合を見ていると、特にダブルスは、「1回のブレイク」がセ…

  4. ダブルス

    ミックスダブルスで、「また組みたい!」と女性に感じてもらうコツ7つ

    ミックスダブルス、で女性ペアを探している男性のみなさんへ。私が…

  5. ダブルス

    雁行陣相手のポーチ、どこを狙う?

    相手が雁行陣で、いざリターンをポーチ!でも、どこを狙うと一番効…

特集記事

  1. テニス ボレー

    ストローク

    ストロークラリーで走らされているときには、「スライスのグリップで走り続ける」覚悟…
  2. テニス コントロール

    ボレー

    テニスの試合で「ボレーが安定しない人」のほとんどに共通するのは、両手の距離感の問…
  3. ボレー

    浮かないボレーこそ、試合で使える実戦向きなショット
  4. シングルス

    「シングルスの相手が格上過ぎて、手立てが無い…」ときに粘る為に、必要なセンター返…
  5. テニス メンタル

    戦術

    自分が作った言葉で、自分のテニス論理は整理できる
PAGE TOP