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テニスの試合に出続けるということは、「弱い自分の中身を覗き続ける」ことに他なりません

テニスの試合に出続けること、皆さん継続出来ていますか?

部活やサークルであれば、公式戦の参加メンバーは人数が限られているので、全員は難しいかも知れません。

ですが草トーのような大会、市民大会であれば、エントリーすれば出れる。

ぜひ苦しくても、こういった経験の場は自分から意識して設けて、試合に出続けて欲しい。

テニスの試合に出ることで、自分の弱さを知る。

だからこそ、強くなれるのがテニスです。

 

テニスの試合に出続けるということは、「弱い自分の中身を覗き続ける」ことに他なりません

 


 

■全仏オープンに観る、自分を管理する難しさ

今年の全仏オープンは特に、雨が多い。

全く屋根が無い会場では、選手のストレスも相当でしょう。

大会側とすれば、とにかく多少の雨では試合をやってもらって進めないといけない。

開催期間がずれ込むと、観客もスケジュールの調整が出来ない・・・など、問題は山積み。

選手自身は、そんな中でもしっかり自分を管理して、結果を出さないといけない。

負けてしまう理由、言い訳はいくらでも出来るのに・・・試合って、自分の弱さと向き合うことが出来る、恰好の機会だと改めて感じます。

 

■「自分を認めない」のではなく、「距離を置いて向き合う」ことが大事

試合の中では、自分に腹が立つことばかり起きます。

ダブルフォルトを繰り返し、イージーミスも多くなり・・・自分に自信が持てなくなる場面が多くあります。

ですがそういう自分を、「認めない」でいると試合はしんどくなるばかり。

「いつもはこうじゃない・・・本当の俺は・・・」という感情は、相手にも伝わり良いことはありません。

それよりも、「また弱い自分が出てきたな・・・」と客観的に考える。

自分と少し距離を置くことで、試合中でも冷静に判断して対処出来るようになります。

ちょっとしたメンタルコントロールのコツですが、私はこの感覚で試合が出来るようになって、だいぶ楽になって結果が出るようになりました。

 

■「弱い自分を覗いてみる」ことを、恐れてはいけない

日常生活では、弱い自分を避けることが出来る。

苦手なことはやらなくて良いし、自分のペースで進めて誰も見ていない、なんてことがほとんどですよね。

ですがテニスは違う。

試合結果は残るし、周りで観ている人も多い、出来ない自分、負けていく自分をさらけ出すことになるのです。

しかもその前段階、何かが上手くいかないことは自分が一番よくわかる。

「弱い自分を覗く」ことを避けられないのが、テニスの試合。

しっかり向き合う準備が出来ていれば、大丈夫。

そこから恐れるから、テニスの試合で結果が出ない可能性が高いのです。

 

弱い自分を覗く、という表現が適しているかはわかりません。

ですが、覗き続けていくと、それだけ成長も見えてくる。

これが一番、テニスを続けてきて良かったなと私が感じること。

弱い自分が強くなる、それは速いサーブが打てるようになるとか、ボレーが上達する、というだけじゃないんですよね。

困難に冷静に立ち向かい、しっかり結果を出せるようになる。

これが最高の、「成長」なはず。

皆さんも試合に出続けて、成長していきましょう、一緒に。

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