戦術

サービスゲーム、両サイドの考え方

目次

試合での、サービスゲームキープ。

これを課題にしている方は、多いと思います。

シングルスでもダブルスでも、なかなかサービスキープが難しいと気分も乗っていかないしブレイクも遠くなる。

逆にスムーズにキープ出来ると、リターンゲームで勝負に出る自信も湧いて来ますよね。

今回は、サーブを打つ際のサイドの考え方について。

あくまで私の個人的な感覚ですが、ちょっとしたヒントになればと思います!

 


 

デュースサイド、が大事!

最初に打つサイド、だから

私は、サーブはデュースサイドが特に大事だと思っています。

なぜなら、最初に打つサイド、だから。

単純かもしれませんが、どんなゲームでも最初はデュースサイドから開始されますよね。

サーブも、このデュースサイドでまず15-0、のカウントにしたい。

15-15のようなイーブンな状況では、先行したい。

デュースサイドでポイントが取れると、その流れはそのままアドバンテージサイド、でも活かすことが出来るんです。

2ポイントをセットで考える

私はいつも、この感覚でプレーしています。

デュースサイド+アドバンテージサイド、の2ポイントをセットにする。

まずデュースサイドで先行して、アドバンテージサイドでは楽にプレーしたい。

15-15の状況になっても全然OK、なるべく0-15のようなカウントを作りたくないんです。

先行されたら、2ポイントセットの中でまず戻す。

セットで考えて試合を進めることが出来ると、リズム感も出て来ると思います。

じゃあ、どうすれば良い?

デュースサイドで、サーブを打ってポイントを得る。

このために、何が必要なのか。

これをしっかり、考えておきたいですね。

具体的に自分の中で、「ここを踏んでおけば、間違いない」という自信みたいなものがあれば、試合ではすごく楽。

そうなる為のヒントは、たくさんあるはずです。

デュースサイドの特性を考える

右利きの方は、スライスサーブが有効

私が意識しているのが、スライスサーブ。

右利きの方であれば、これをセンターに打つと相手のボディに食い込んでいくようなサーブになる。

ワイドを狙い過ぎてフォルトするより、センターに入れていく方がお勧めです。

ファーストサーブも、まずは確率重視で少し威力を落としても良い。

しっかり自分の意図したサーブを、デュースサイドから打てるかどうか。

まずは、スライスサーブをセンターに!を意識してみて下さい。

右利きの前衛は、どんどん使おう

ダブルスで前衛がいる場合、ポーチがフォアハンドになる右利きはどんどん使う。

ミスしても、フォアハンドでポーチに出て来る相手は嫌ですよね。

だからこそ、しっかりサーブを入れて前衛に動いてもらう意識が大事。

ファーストサーブがしっかり入るだけで、前衛はすごく動きやすいですし気分も良い。

デュースサイドでは、右利きの前衛はまさに主役!の意識で戦いましょう。

得意パターンを、作ること

サーブ&ボレーでも、雁行陣からの展開でも。

何かしら、デュースサイドで自分達の武器を作りましょう。

シングルスなら、リターンからどう展開するのか。

私のお勧めは、やはり最後はネットに出る形。

この形をデュースサイドで実行出来ると、次からのポイントにもつながっていく。

もちろんアドバンテージサイドでのポイントも大事ですが、2ポイントセットで先にデュースサイドから始まる、という意識を持ちたいところ。

先行する、ということがいかにテニスの試合で大事なのかは、みなさんもご存知なはずですから。

先行して、引き離す

これを癖にしよう!

デュースサイドで、手堅くプレーする。

そしてアドバンテージサイドでは、更に積極的にプレーして引き離す。

2ポイントセット、これを繰り返していくイメージでどうでしょうか。

もちろん、そんなに理想的な試合展開にならないことも多いです。

ですが、自分の良い形を知っている、ということは大きな武器になるはず。

まず、デュースサイドでしっかり手堅く、自信を持つ。

この工夫は、どんなレベルのテニス選手にも必要なことでしょう。

タイブレークでも、実に有効

実際の試合では、最後にタイブレークで決着という機会も多い。

これ、何より最初のポイントが大事ですよね。

自分のサービスゲームから、という時に落ち着いて入ることが出来るかどうか。

デュースサイドでやること、に自信を持てていれば、チャンスは拡がります。

タイブレークのような場面こそ、準備力が問われる。

私たちが、相手と差を付ける絶好の機会、ですよ。

得意なんだ!と思えたら強い

良いんです、根拠は乏しくとも。

「自分はデュースサイドが、得意なんだ!」と思えたら、強い。

自然と、試合で先行出来るようになるでしょう。

試合の中で消耗するのは、挽回しないといけない時ですから。

得意のデュースサイドで先行して、どんどん相手にプレッシャーをかけていく自分をイメージしてみて下さい。

どうでしょう、試合が楽しくなるような感じじゃないですか?

相手をしっかり、リードする。

試合の主導権を握る、2ポイントセットの中の先の1ポイントを取る。

このイメージを具体化出来れば、勝ちにつながります。

ぜひ、試合の中で意識してみて下さい。

強くなってからやる、のではなくやりながら強くなる、のがテニスです。

ピックアップ記事

  1. テニスのフットワークを支える足元の秘密は、スーパーフィートのインソール
  2. これからの梅雨の時期に、準備しておきたいラケバ用レインカバー
  3. フットワークを磨きたい!なら、足指トレーニングは欠かせない
  4. これからの冬のテニスに最適な、ネックウォーマー4選
  5. 読者のみなさんへ、アンケートのお願いです

関連記事

  1. 戦術

    攻撃力を上げることについて、本気で考えよう

    年齢を重ねていくに従い、私自身感じていること。「もう、攻撃的…

  2. 戦術

    練習すること、が目的になってないか?

    最近、色々なみなさんと練習していて感じること。練習すること、…

  3. 戦術

    自分より強い相手と戦うなら、真っ向勝負は避けて当然

    対戦相手と、真っ向勝負。これは、非常に危険だと私は思っています…

  4. テニス ストローク

    戦術

    アプローチショットに必要なのは、絶対にコレ

    アプローチショット、打って前に出るショット。ネットプレーにつな…

  5. 戦術

    コートと喧嘩しちゃ、試合に勝てない

    「あ、この試合は勝ったな」と思う瞬間。色々ありますが、私は相…

  6. テニス 上達

    戦術

    本当に疲れたときに出来るテニス、がきっとアナタの武器になる

    「自分のテニスの武器、特徴が分からない・・・」と、悩んでいる方へ。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


特集記事

  1. テニス サーブ

    フットワーク

    打つコースを2つ用意しながら、ボールを追いかけるのが試合の基本
  2. テニス ストローク

    ボレー

    シングルの試合で、「ダウンザライン方向への展開から、ネットに出る」と、カバー範囲…
  3. テニス メンタル

    戦術

    テニスコートで怪我が多い人の特徴5つ
  4. テニス サーブ

    シングルス

    シングルスの試合で必要な、「ワイドへのサーブとシンプルなボレー」の組み合わせは、…
  5. テニス ストローク

    ストローク

    身長が低い人に対して、高いバウンドを使わない手は無い
PAGE TOP