テニス ストローク

戦術

失敗を恐れない相手ほど、試合で怖いものは無い

対戦するときに、嫌な相手。

それって、どんな相手でしょう?

私は、とにかくコレ。

強い相手、上手い相手はそんなに怖く無いんですよ、慣れてますから。

でも、こういう相手が・・・一番嫌ですし、本当の意味で強いと思いますよ。

 

失敗を恐れない相手ほど、試合で怖いものは無い

 


 

1.迷いが無いプレーは、相手に伝わる

みなさんも、経験無いですか?

とにかくミスを恐れない、向かって来るような相手と試合をする恐怖。

これはもう、本当に怖いですよ。

失うものが無い、失敗しても一切気にしない、迷いが無い。

この境地にまでいくのが難しいからこそ、相手に脅威になる。

失敗は怖いし、失点は痛い。

その感覚が無い人って、試合やり辛いですよね。

 

2.そもそも、私たちの試合は・・・?

どうでしょうか?

負けるのは怖いし、失点は痛い。

何より、「あ、この人って大したことないな」と思われるのが怖い、と思いながら試合をしてませんか?

見栄っ張りなモノです、私たち人間は。

こういう人は、試合で相手にしたときに楽なんですよ。

分かりやすいし、こちらのプレッシャーが効いていることが分かるから自信になる。

でも、失敗を恐れないような対戦相手って、本当に嫌。

それに、選手として可能性がすごく拡がっているような気がして。

試合中にも、なんだか嫉妬してしまうような気にさえなるんです。

 

3.久しぶりに感じたのが、先日のサッカー日本代表

みなさんも、ご覧になりましたか?

親善試合とはいえ、強豪のウルグアイチーム相手に4-3の勝利。

新しいチームで、自分たちが新しく歴史を作るんだという気概が見えましたよね。

粗削りで率直で、ミスから失点もするけど攻撃の手を緩めない。

こういうチームの推進力に、人は恐怖を覚えるんです。

多少ミスしても、何も痛がる様子が無い。

私たちテニス選手も、あの姿勢を見習わないと。

チャレンジ性は、形に現してこそ意味がある。

4.年齢は関係無い、ということ

「でもあれは、若い選手がノンプレッシャーで躍動しただけ」と、思われる方も多いでしょう。

それは、違います。

年齢は関係ありません。

ましてや、テニスはなおさらのことでしょう。

何歳になっても、本人の意志と気付きさえあれば、変われるし成長出来る。

でも、普通の人はそうはなりません。

先入観に凝り固まり、年齢を言い訳にして自分を守ることばかり。

無意識のうちに、そうなってしまうんです、人間は。

だからこそ、私自身もっともっと、頑張らないといけない。

そんなメッセージを、サッカー日本代表からもらったような気がします。

 

失敗が怖いんじゃないんです。

本当は、失敗している自分を見られる、周りの目が怖いだけ。

こういうところを気にしていたら、ずっと変われないままですよ。

大事な試合、大事なポイントこそ、大胆にいきましょうよ。

恐怖心を克服してこそ、テニス選手として成長出来る。

それこそ、何歳になっても、だと私は思いますよ。

ピックアップ記事

  1. これからの暑い時期にあると便利な、「高速製氷機」とは?
  2. テニスで肩が上がらない・・・と、苦労する人は「ピイラティス・ポール」がオススメで…
  3. 暑い夏のテニスの試合に備えて、瞬間冷却パックの準備は欠かせない
  4. 【プロトレーナーに聞いてみた!】痙攣対策とアミノ酸について
  5. 汗でグリップが滑りやすい人は、「Prince Grip Plus」がオススメ

関連記事

  1. 戦術

    自分の試合の中で、「ここでテニスのギアを上げたい!」と思ったときに実践出来ること5つ

    錦織選手、見事にリオオリンピックで銅メダルを獲得してくれましたね。…

  2. テニス 読書

    戦術

    「自分のやりたいテニスは何か?」を、定期的に考えてみることは大事

    試合に勝ちたい。そういう想いを強く持つと、どうしても「やらない…

  3. 戦術

    アナタの攻撃力を、今すぐアップさせる方法とは?

    自分の攻撃力をアップしたい、試合で主導権を握りたい。でも、も…

  4. 戦術

    「で、君のプレースタイルは何?」テニスの試合で必要な、攻撃とミスをもらうという攻め方

    さぁ、試合シーズンだ!!夏は大会がたくさんあるからね。…

  5. 戦術

    なぜ、打った後の反応が遅れるのか?

    良いショットが打てるのに、なかなか試合では勝てない。そういう…

  6. テニス ダブルス

    戦術

    「つなぎのボールの精度」を上げないと、そもそも強い相手には粘れない

    強い相手に、粘って試合を進める。何とか接戦に持ち込めば、試合の…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. ダブルス

    打って来た選手に打ち返す、のが勝ち抜くダブルスの基本
  2. テニス サーブ

    練習メニュー

    サーブ&リターン、だけになりがちな単調な練習を脱却する、改良案3つ
  3. テニス メンタル

    日々の雑記

    コート上では一人、そんな経験テニスじゃなきゃ出来ない
  4. ストローク

    「両手から片手へ」テニスのストロークを改造するうえで注意したいこととは?
  5. ストローク

    伸びてくるストローク、返し方の基本
PAGE TOP