ダブルス

ダブルス改革、パートナーと一緒にやる?やらない?

そろそろ、本気でダブルスを改革したい!

と、考えているみなさん。

色々と私も相談頂きますが、オススメ出来るアドバイスは・・・まずコレ、です。

「え?逆じゃないの?」と思う方も、多いでしょう。

でも、私のスタンス、成功体験から言えばこれ、なんです。

 

ダブルス改革、パートナーと一緒にやる?やらない?

 


 

1.改革は、1人でやる

これに尽きます。

ダブルスって、何でもペアで相談して、決めて、変えていく・・・のが普通だと思いますか?

もちろん、気心が知れていてそれが可能なペアもいるでしょう。

でも、私たちのペアのほとんどは、社会人になってから知り合い、または出会って間もないような方が多い。

そこで、何かを相談してお互いの意志を揃えて決める、なんて無理。

結果的に、ダブルスを変えていこう、というのが頓挫するでしょう。

まずは、1人でやってみる。

そして、その姿勢を見せていくことが大事です。

 

2.テニスは1人でボールを打つ競技

ダブルスでも、テニスはこの大原則。

2人での共同作業、なんてありません。

ボールを打つ瞬間は1人、ですから、誰も助けてはくれない。

ここで、しっかりとまず自分のプレーをする、見せる、伝える。

これが大事なんですよね。

「2人で一緒に、コンビプレーを磨こう!」と話していても、大抵はうまくいきません。

それは、なぜか。

お互い、出来ないことを相手のせいにするからです。

サーブが弱い、前衛が動いてくれない、テニスは相手がいるスポーツですから、完璧に実行したとしてもやられることがある。

その時に、「2人一緒に」だと引いてしまうんですよね、気持ちが。

だから、基本は改革は1人で行う。

それでスタート、で良いでしょう。

 

3.並行陣だって、まずはサーブ&ボレーから

これも、誰の助けもいりません。

ダブルスを雁行陣から並行陣、2人で前の状態を作りたいなら、自分が前に出るしかない。

アナタ自身がサーブ&ボレー、をしないことには、何も始まらないんです。

これは、2人で一緒にやるとか、そういうレベルの話ではない。

繰り返しますが、2人一緒にだと「あいつもやってなかったし、俺もセカンドは無理しないで良いか・・・」となるんです。

改革には、意志決定が大事。

2人で一緒に、というスタンスだと細かいところで絶対に割れて来ます。

1人でポジションチェンジ、立派なダブルス改革ですよ。

 

4.意志ある2人、であれば改革出来る

まず、1人でスタートアップしてみる。

お互いにやっていく中で、「ここは揃えて欲しい」という部分は出て来るでしょう。

そうなったら、もう改革は最終段階。

既に出来ていること、を整理して、戦う為の準備に入る時期です。

それまでに、自分1人でしっかりと姿勢を見せて、プレーをお互いで尊重し合えるようになっておくのが理想ですね。

改革って、その熱量を周りが理解しないと無理ですから。

それまでは、しっかり自分の中でやり続ける。

そうすれば、きっとダブルスは強く、変わっていけるでしょう。

 

抽象的な話になってしまいましたが、みなさんもテニス以外でも経験、あると思います。

「一緒にやろう」は、最初は上手くいかない。

特に、何かを作り始めたり、改革する場合はそうでしょう。

まず、自分から。

意志決定も、変更も止めるのも自分から、スピーディーに、が基本です!

ピックアップ記事

  1. テニス選手のフットワークを支える、足首サポーター「ASO」
  2. 「プリンス キャスター付きボールカゴ」が、やっぱり一番使いやすい
  3. 【重要です:視聴者アンケート】ご協力のお願い
  4. 【ご協力をお願いします!】テニス動画・プロ選手に関するアンケート
  5. 寒くなる季節の変わり目に、テニスの試合で折り畳み式ブランケットは欠かせない

関連記事

  1. テニス ダブルス

    ダブルス

    細か過ぎるけど、絶対に試合で使えるダブルスのセットプレー7選

    ダブルスの試合で、使える「セットプレー」を準備して欲しい。これ…

  2. ダブルス

    リターンから並行陣を崩すには、ロブボレーを使おう!

    ダブルスの試合、相手はサーブ&ボレー。こういう試合で、リターン…

  3. テニス ボレー

    ダブルス

    ダブルスの試合で2バックの陣形から、「浅いボールに対しては2人で一気に」前に出て攻撃していこう!

    ストロークが得意な選手がペアを組んだり、相手のサーブが強力なときには、…

  4. テニス メンタル

    ダブルス

    「なぜアナタのダブルスは勝てないのか?」を考えると、試合中にペアに謝ることの無意味さに行き着く

    「ダブルスの試合、どうしても勝てないんです。。」というお悩みの声を、た…

  5. ダブルス

    ダブルスのストレートアタック、決めるのは前のポイントの終了直後がベスト

    ここぞ、という場面でのリターンでのストレートアタック。アナタ自…

  6. ダブルス

    並行陣を崩すストロークには、前衛との連動が欠かせない

    ダブルスの試合で、相手がどんどん前に出て来る並行陣、が相手の時。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス 緊張

    戦術

    負け試合を拾うと、経験値は倍得られるのがテニス
  2. メンタル

    経験値という名の、足枷
  3. テニス ストローク

    ストローク

    なぜ、錦織選手のバックハンドは鋭く落ちるのか
  4. テニス 楽天

    シングルス

    シングルスの試合で流れを変える特攻作戦、「ドロップショットを打ってネットダッシュ…
  5. テニス ミス

    日々の雑記

    世界トップクラスの選手のコーチ、はもちろん凄いけれども
PAGE TOP