リターン

リターンダッシュでのプレッシャーのかけ方、が上手い人の共通点5つ

「一番得意な戦術、は何ですか?」と聞かれたら、私は迷わずこう答えます。

リターンダッシュです、と。

それくらい、私の中では試合の中で使うし、こだわっている部分。

今日は、みなさんの参考になればと私が普段意識しているポイント、コツを公開したいと思います。

1つでも、「これだ!」というモノが見つかれば、すごく嬉しいです。

 

リターンダッシュでのプレッシャーのかけ方、が上手い人の共通点5つ

 


 

1.勝負をかけるポイント、を決めておく

私の感覚では、リターンゲームでリードしている時。

15-30、や15-40のような場面、でしっかり仕掛けていきたい。

ダブルスの場合はリターンサイド、が担当で決まってますので、どんなポイントで自分の番になるのかをしっかりイメージしておくこと。

攻撃的にプレーするには、その前段階から準備することが大事。

「よし、時が来たな・・・」という感じで、リターンダッシュは実行しましょう。

 

2.あくまで勝負はネットプレー

リターンダッシュ、リターンミスは一番痛い。

とにかく、勝負はネットプレーですから。

リターンはしっかり深く、スライスでも良いので確実に打つ、そして前に出る。

相手が打つ前に、良いポジションを取っておけるように、どこで止まるのか、もイメージしておく。

相手が慌てているうちに、こちらはしっかり良いポジション、で待てるように仕込んでおきましょう。

 

3.そもそものリターンポジションを前に設定する

これが一番、大事です。

相手がトスアップしたら、とにかく前に入る。

出来れば、相手が打つ直前、にポジションを前にしたいんですよね。

最初から前でも良いですが、いかにも前に出るぞ、という感じは隠しておきたい。

リターンダッシュから良いポジションを取るには、そもそものポジションを上げていかないと厳しい。

ベースラインとサービスラインの間、くらいがちょうど良いでしょう。

 

4.相手前衛と目を合わせる

リターンダッシュは相手の後衛を追い込む作戦。

ここで厄介なのが、相手の前衛の存在ですね。

強い相手は、こういうリターンダッシュの相手にもひるまずポーチに出て来ます。

後衛を助けようとして。

だからこそ、私は相手の前衛をよく見る、目を合わせる。

「アナタの側にも、いつでも打てますよ」と、にらみを利かせておく。

この行為、が実にリターンダッシュに役立つ、相手を足止めしてくれるんです。

 

5.リターンに深さは必要無い

これも、もったいないミスにつながります。

リターンダッシュのリターン、多少甘くても良いんです。

深く打っていこうとすると、アウトミスも増える。

まずはしっかり、相手の後衛に打たせればOK。

それだけで、相手は結構慌ててくれますから。

深く打とう、強く攻撃しようという意識、は不要です。

 

欲を出さない、相手にプレーさせる。

この意識で、充分です。

強いリターンも、激しいボレーも必要無いでしょう。

あくまで勝負はネットプレー、相手のロブにもスマッシュで対応したい。

力まずリラックスして、試合で実践してみて下さい。

ピックアップ記事

  1. 体幹の筋力アップに、意外とリーズナブルな「シットアップベンチ」を1台どうですか?…
  2. バランスクッションを使って、テニス選手に必要なバランス感覚を養おう
  3. みなさんに感謝の気持ちを込めて、新しい取り組みを始めます!
  4. テニスの試合に持参すると便利な、折り畳みチェア3選
  5. KT TAPE(ケーティーテープ) を使って、テニスの試合で酷使する「膝関節」を…

関連記事

  1. テニス メンタル

    リターン

    「この一つの技術で勝てる試合が必ず増える」テニスでアドサイドからの逆クロスリターンをお勧めする理由5…

    試合に勝てるようになるには、もちろん小さなステップアップの積み重ねが重…

  2. テニス ストローク

    リターン

    片手バックハンドのリターンは、ココを意識すると上手くいく!

    バックハンドを片手にしてみたいけど、問題があって・・・。そう、…

  3. リターン

    相手のファーストサーブは、1種類じゃない

    強い相手ほど、変えて来ます。誰だって、ダブルフォルトは怖いで…

  4. テニス リターン

    リターン

    リターンゲームからリズムを作れると、サービスゲームも楽

    私が審判をしていた10年以上前は、男性の選手はほぼ8割、トスに勝ったら…

  5. リターン

    相手のサーブを予測する、ことに貪欲になろう

    もっともっと、貪欲になって欲しいポイント。それは、みなさんの…

  6. テニス 客観視

    リターン

    「相手がクロスにしかリターン出来ない場面」を考えよう

    ダブルスの試合、いかに前衛が動くのか・・・は大事。何度も書いて…

特集記事

  1. ストローク

    ネットプレイヤーに対して、ロブ頼みを卒業しないと
  2. テニス 目

    リターン

    「睨みを利かせる」ことで、ポーチ予防になる!
  3. テニス ストローク

    シングルス

    「シングルス、難しいっ!!」テニスの試合で苦手意識が浮き彫りになる理由とは?
  4. テニス 指導

    その他

    空気を読まない、だけど思いやりのある人が強くなる
  5. ボレー

    ポーチに出られない、並行陣のファーストボレーのコツ
PAGE TOP