テニス 格上相手

その他

テニスの試合で「シード選手との闘い」をドラクエ風に考えてみると・・・

テニスの大会を勝ち抜いていくうえで、避けて通れないのがシード選手との闘い。

実力や実績で上回る相手を倒すには、腰を据えてじっくり闘うことが必要ですが、どうも勝てるイメージが湧かない・・・という方も多いと思います。

そこで今回は、一味変わった形でテニスの試合をRPGの名作「ドラゴンクエスト」に例えて考えてみたいと思います。

シード選手=ボス戦、と考えると、ゲームを経験した人はイメージ湧きやすいかも知れません。

 

テニスの試合で「シード選手との闘い」をドラクエ風に考えてみると・・・

 


 

■闘いの前の準備はしっかりできているか?

道具屋で回復アイテムを揃えて、武器防具もなるべく最新のものを装備。

そしてもちろんHP・MPは満タンな状態がベスト、ですね。

シード選手前に試合が入った際には、できる限り終わった後の回復を急ぎましょう。

テニスにはチェンジコートの休憩時間、ポイント間にも時間がありますから、使えるアイテムは駆使していきましょう。

ドリンクや栄養サプリ、着替えに多めのタオル、暑い時期なら冷やす冷却材、大き目の日笠は誰でも準備できます。

 

■ボス戦が始まって、まず実行することは?

ドラクエでボス戦が始まれば、まず相手の攻撃に耐えるような守備的な守りを固める人が多いんじゃないでしょうか。

スカラやスクルトで守備力を上げ、魔法を使ってくる相手であればフバーハ、マホカンタ・・・。

テニスの試合でも同じです。

まずは相手の攻撃にそなえる陣形、守備力重視の意識で自分からミスをしてポイントを与えるようなことを少なくしましょう。

強烈なサーブはブロックでも良いので返球し、ポイントを獲られてもそのラリー時間を長くしていくような工夫が大切です。

 

■守備的な闘いでスタートしたら、次は相手の弱点を探る

自分達の態勢が整ってある程度慣れてきたら、次はしっかり相手に眼を向けていきましょう。

どんな属性の攻撃が効くのか、または効かないのか。

シード選手とはいえ、同じ大会で対戦するくらいですからチャンスはあります。

色々な魔法や攻撃をしてみて、守備的な陣形は維持しつつ調べていく癖をつけましょう。

ルカニのような守備力を下げられる魔法があれば良いですが、ここはテニスの試合では探していくしかありません。

ネットプレー、スマッシュ、スライス・・・色々打たせてみて、ちょっとした変化を感じる力を養いましょう。

 

■弱点を見つけたら集中攻撃!でも強い相手は・・・

どこか弱点が見つかれば、遠慮なく攻撃していきましょう。

守備的な闘いも、ときにはこちらもリスクを冒して攻めていかなければ相手にプレッシャーをかけることができません。

多少のダメージは負っても、体力はしっかりチェンジコートで回復。

ドラクエと異なり回復役はいませんので、自ら意識してHPを保つようにしましょう。

相手の強烈なナイスプレーは気にせず、自分達の攻撃とミスをしない守備的な闘いの継続は大前提。

それでも、本当に強いボスは・・・

 

■自分の属性を変化させてくる相手にも備えが必要

ドラクエで強く厄介な相手は、自分の属性=弱点を変化させてくる場合もあります。

最初苦手だったと思ったところが、実は得意だったり・・・騙されてしまっているケースもあるかも知れません。

もし本当の弱点が隠されていた場合は、慌てず他の武器で対応できるようにしましょう。

その為に、アナタ自身がオールラウンドな武器や魔法、メラ系・ヒャド系・デイン系を使えるようにしておかないと、闘い抜くのが厳しくなるのです。

 

■競った試合、最後の勝負の決め手は・・・?

テニスの試合で競った試合、最後の決め手は何になるか・・・。

ドラクエのボス戦と違い、あとどれくらいポイントを獲れば勝てる、というのが見えてくるのがテニスの試合。

ここが一番の、落とし穴になってしまう可能性があります。

目先の勝利が見えてしまうと、急にリズムを崩してしまうのが人間の弱いところ。

常に目の前の1ポイントずつ、どう闘うべきかをしっかり考えながら臨みましょう。

 

実際のテニスの試合はゲームと違い、ダメージが数値で分かる訳でも無く、負けてリセットすることもできません。

一度負けてしまえば、セーブしたところから再開・・・という訳にはいきません。

それでも、しっかりとした準備をして作戦を立てて挑めば、例え負けたとしても次また闘うときには、大きな自信になるはずです。

RPGでもテニスでも、大切なのは準備と日々の鍛錬(レベル上げ)、そして挑戦していく勇気です。

ゲーム以外にも、テニスの試合で参考になるものはたくさんあるはず。

アナタ自身でも、探して見つけてみて下さい。

ピックアップ記事

  1. テニスコーチ時代に、最高に憂鬱だったこと
  2. 汗でグリップが滑りやすい人は、「Prince Grip Plus」がオススメ
  3. ご質問頂いた件につきまして
  4. 急激に乾燥する季節に、喉とオーラルケアは欠かせない
  5. 雨でコートが濡れていてもテニスがしたい!方にお勧めの「ウォーターバキューマー」

関連記事

  1. テニス メンタル

    その他

    テニス選手としての洞察力を養うには、「日頃から相手の立場で考える」癖を付けるのが一番効果的

    試合の中で相手を観察し、洞察して試合の勝ちにつなげる。その為に…

  2. テニス 部活
  3. その他

    周りの後輩みんなの態度が悪いなら、チーム全体の仕組みや工夫の部分で何かが足りない

    「後輩の態度が悪いので、何とかしたいのですが・・・」こういった…

  4. テニス ガスケ

    その他

    アナタが「プロテニス選手になりたい」、のであればテニス以外にもこんな特技があると便利です

    私がレフェリーやディレクターとして、日本で開催されるフューチャーズやチ…

  5. テニス ダブルス

    その他

    テニスのストロークで「自分に適した打点」を探すのには、友達に協力してもらうのが一番です

    ストロークの「打点」で悩んでいる人、意外と多くありませんか?自…

  6. テニス メンタル

    その他

    テニスの試合の現場で必要な「修正力」について考えてみると、普段の練習から意識が変わります

    テニスの実力、一つ一つのショットは決して目を引くものが無くても、勝ち進…

特集記事

  1. テニス メンタル

    ダブルス

    相手の集中狙いに屈しない守備力、がダブルスには必要
  2. テニス メンタル

    フットワーク

    スプリットステップをつま先で終えれば、前への推進力を活かして攻撃出来る
  3. テニス メンタル

    シングルス

    シングルスの試合で、「ストロークで相手の逆を突けたら、迷わずネットへ出る」ことで…
  4. テニス 準備

    戦術

    試合をすれば、全て出る
  5. リターン

    「レシーブ上手になりたいね」テニスの試合で最初に返球する技術の重要性
PAGE TOP