目次
全豪オープンでシングルスの試合を観る機会も増え、深夜まで起きて寝不足・・・という方も多いんじゃないでしょうか。
今回は、シングルスでのリターンに注目してみます!
リターンからの攻撃は、相手にどんなプレッシャーを与えてどんな効果があるのか・・・をしっかり理解しておくことで、試合にもっと勝てるようになる。
またその作戦を理解することで、アナタのサービスゲームにも役立てることが出来るはずです!
シングルスの試合で、「リターンダッシュから相手にプレッシャーをかける」メリット4つ
1.ネットプレーが「上手い」と相手に思わせることができる!
アナタ自身がネットプレーが苦手でも、相手がどう感じるかが重要。
積極的にネットに出て来る相手は、非常に対戦していて嫌なもの。
序盤でネットでポイントを獲られると、1ポイント以上の価値があると思いませんか?
特にリターンから積極的に前に行くことで、「この選手はボレーが得意なんだな・・・」と、相手に印象付けることが出来ます。
そうなると浅いボールを打てない⇒深く打たなきゃ⇒アウトミスが増える、といった効果も期待できます。
2.セカンドサーブを「打ちたくない!」と思わせる
甘いセカンドサーブをしっかり攻撃できると、相手は「ファーストを入れないと、厳しい・・・」という印象を持って、それがプレッシャーになっていきます。
セカンドサーブになったときには自信を失い、リターンに恐怖を覚えるくらいになってもらいましょう。
何も「攻撃的で精度の高い」リターンが打てなくても、前に行くという行為を加えることで、アナタのリターンは相手にとって脅威になります。
そうすれば、相手サーブのブレイクもたやすいはず!
3.リターンに良いリズムが生まれやすい
「リターンが苦手だから、リターンダッシュなんてとても無理・・・」と思っている方、違います。
リターンが苦手な人は、とにかくリズムが悪く受け身になっている場合が多い。
サーブを待って打とうとするから、タイミングが合わせ辛いし相手に主導権を握られる。
思い切って自分から打ちにいくことが、リターンには重要です。
攻撃的になることで、しっかりと良いリズムが生まれてくるのがテニス。
逆転の発想で、リターンから攻撃していく楽しさを覚えてみましょう。
4.リターンが大好きになれる
リターンからポイントのパターンが作れると、気持ちも楽になります。
私の場合は相手バック側にスライスでリターンダッシュ、ロブを上げさせてスマッシュ、というのが一つの得意パターンになっています。
もちろん相手にやられるときもありますが、作戦の一つとして持っておくことで、15-40、30-40 のようなゲームポイントで積極的なプレーが出来るようになるはずです。
リターンダッシュは見た目にもはっきりした作戦ですので、相手にとってもその印象は大。
そこでブレイクしたら、きっとそのまま良い流れで自分のサービスゲームに入っていけるでしょう。
リターンからの攻撃は、試合の中で多くの人が軽視しているポイントの一つ。
一般レベルの大会では、セカンドサーブは充分攻撃できる。
これは断言できます。
ぜひ普段の練習から、サービスの球出しからの攻撃、そこのリターンダッシュを混ぜて練習してみて下さい。
きっと試合の中で使えるパターンに、育っていってくれるでしょう。