目次
スポーツの試合には、失敗は付き物。
例えば野球のバッターであれば、3割打てれば一流、と言われる世界。
でもその3割の実績を出すには、残りの7割の失敗とどう向き合うか。
テニスの試合でも、同じようなことが言えます。
失敗を活かす為に必要なのは、まず意識改革です。
テニスの試合で「自分自身の失敗を活かす」為に必要な、意識改革とは?
■失敗を淡泊に捕らえ過ぎていないか?
アナタ自身、試合の中で失敗することは多いはず。
ラケットの真ん中に当たらなかった、相手の攻撃を凌ぎきれなかった・・・など、種類は色々あると思います。
そんなとき、つい「自分が悪い・・・次だ・・・」と思ってしまう。
大事なのは、対戦相手にとってどんな「自分」であるか。
ミスや失敗を、より客観的に捉える意識に変えていきましょう。
■失敗は相手にどう、捉えられているのか?
私が観ていても、良い失敗はたくさんある。
例えばダブルフォルト一つにしても、セカンドサーブで攻撃的なコースを見せられる。
アプローチからネットに出ていくような動きを入れていく、チャンスボールを打ち込むように見せてドロップショットで変化を付ける。
こういった攻撃的な失敗は、相手にダメージも与える。
何かしらの「印象」を残すから、ポイントは失っても「次」につながる。
ただ失点していくことだけ、に目を奪われないであくまで相手と自分を客観視していきましょう。
■「やらなかったこと」が、最大の失敗である
失敗の意識改革、それは「やらなかった」こと。
準備して試合に臨んだ作戦を実行できない、またはそもそも、準備すらしていない。
これは、大失敗です。
ですが、皆さんこれをなかなか失敗と認識出来ない。
なぜなら、アナタ自身にしか、それは分からないから。
ポイントを失えば周りも分かるし、結果としても残る。
でも「やらなかった失敗」は、誰も分からないし目に観えない。
「やってダメなら、仕方無い」と、私も試合中考えるようにしています。
言い換えれば、やるだけで価値がある、のが作戦であり準備してきたテニス。
失敗を活かす・・・というよりは、そもそも失敗だとは思っていない。
相手が何かを感じてくれれば、それは成功なのですから。
意識改革、難しいことはありません。
しっかり客観性と実行力を持って、テニスをしていきましょうというだけの話です。