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皆さんも最初、部活やサークル、社会人チームやテニススクールに入ったときのことは、よく覚えているはず。
緊張したり、下級生時代はあまり打たせてもらえなかった記憶、ありませんか?
同じように、今の新入生はしっかり見て感じることが出来ている。
だからこそ、改めて考えて欲しいのは「上級生の、テニスに取り組む姿勢」なのです。
中学・高校のテニス部では、「2・3年生がどういう姿勢を見せるのか?」でチームの雰囲気が大きく変わる
■広島カープの新井選手を見て、感じること
広島出身の私は、今年こそ・・・と思ってプロ野球のペナントレースを見守っている。
そこで感じるのは、最年長の新井選手のプレーの凄さ。
一度外部の球団に移籍して、もう全盛期を過ぎたであろう中で復帰し、全力プレーで球場を走り回る。
一塁にも全力で走り、守備ではユニフォームを泥で汚す、何より数値で結果をしっかり出す。
この姿勢を観て、若手選手が何も感じない訳が無い。
これって、テニス部でも同じことが言えると思います。
最上級生、がどういう姿勢で部活に臨んでいるのか、トレーニングや試合で自分を出し切っているかどうか、は下級生はしっかり見ている。
部活の雰囲気は、下級生が上級生から「何を感じるのか?」で決まると私は思います。
■新入生は赤ちゃんと同じで、何色にでも染まる
新入生、最初から人格が形成されていて、頑張れるかどうかが決まっている?
そんなことはありません。
新入生は、新しく生まれてくる赤ちゃんと一緒。
親である上級生を観て、似て、育っていくのです。
どんなボールでも最後まで追いかけ、トレーニングで追い込む上級生がいれば、下級生にはそれが最高のメッセージになる。
「そんなの、当たり前だろ」と思うかも知れませんが、当たり前が難しいのが部活でありテニス、なのです。
■全力プレーを文化に出来ているチームは、少ない
以前に、テニスというスポーツはチャンスがあると書きました。
高校野球で甲子園、を目指すよりも、全国選抜テニスで福岡を目指す方がまだ、道が見える。
なぜなら、良い雰囲気の部活さえ作れてしまえばチームは勝手に成長してくれるから。
ましてやテニスは個人スポーツ。
個人練習や、個人の行動力でどこまでも成長していける。
でもそのベースには、団体練習の場となる部活やサークル、チームの雰囲気が大事なのです。
勝てないチーム、部活、サークルは、大抵先輩集団がいけてない。
悪いとは言わない、です。
みんな色々、事情があるでしょうし、環境も違うでしょう。
ですが、今ある環境で頑張ることが出来なければ、きっとこの先も変わらない。
下級生に見せれるプレー、しっかり皆さんは出来ていますか?