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テニスを始めて半年、くらいの方はまず、ラリーがつながることから楽しさを覚える。
私も今でも、10回くらいつながったときの嬉しさをすごく覚えています。
ですがその先、テニスの試合となると・・・ご存じの通り、全く別な話になってくる。
ネットを挟んだ相手が、つなげる協力者ではなく、倒すべき対戦相手になる。
この変化を楽しめる人が、テニスの試合では強くなっていく。
試合をすることに楽しさを感じれるようになるかどうか、はアナタ次第です。
「ラリーをつなぐことが楽しい!」レベルを卒業したら、テニスはもっと楽しくなる!
■全てを変える必要は無い
ラリーをつないで、ストロークを繰り返すことが楽しい、という感覚から試合へ変わる。
テニススクールでも、初心者の方のクラスでも最後はゲーム形式で対戦したりしますよね。
いきなり対戦を意識しすぎて「倒す!」ということを、考え過ぎる必要はありません。
まずはしっかり相手とラリーする、という感覚で大丈夫。
そこから相手を動かすくらいの気持ちで十分です。
試合になってもアナタが磨いてきた「つなぐ技術と意識」は、活かされるのです。
■「つなぐ」けれども、相手に攻撃されない深さが大事
練習と違うのは、「浅くなったら攻撃される」という点。
相手が初心者であっても、浅いボールはより強力に攻められる可能性が高い。
であれば、つなぎながらも「相手に攻撃されないようなボールでつなぐ」という意識は大切。
それから、「いつでも浅いボールは、攻撃していくぞ!」という準備。
この2つを意識するだけで、つなぐ楽しさから対戦する楽しさへ、変わることができるはずです。
■テニス部では早く、新入生にも勝負の世界を体験させよう!
部活ではどうしても、打てる人数と時間は限られる。
新入生はまだ、なかなかコートで打つ機会を与えられていないかも知れませんね。
ですがそれは、もったいない。
打てなくても、つなぐようなストロークしか出来なくても、どんどんゲーム形式で新入生にもテニスの試合感覚を養わせる。
なぜなら、試合をしないと自分に必要な技術が分からないからです。
思いがけず、すごく勝負勘が鋭い新入生がいるかも知れません。
きっと、アナタのチームの強力な戦力になってくれるはずです。
ゲームの楽しさ、を教えていくのは上級生の役目。
新入生にしてみれば、「自分たちは、まだまだ・・・」と思っている人も多いでしょう。
まだまだ、と言っていてはいつまで経っても試合から逃げているだけ。
球出しでも良い、ダブルスの形なんて出来ていなくて良い。
ぜひつなぐラリーから、勝負するテニスへの移行を促してみて下さい。
きっと活気のある部活になると思います!