日々の雑記

自分が良いと思ってやる、それが最善手

目次

テニスって、色々と覚えることが多い…と感じる方も多いと思います。

戦術、ポジション、配球、ルール、相手を見ることも大事…なんて考えると、もう自分のプレーどころじゃない。

こんな経験、皆さんも必ずあると思います。

テニスのルールでは、ボールを2回打つことは出来ない。

ドリブルでキープすることも、出来ない。

パッと決めて、自分で決断してプレーしていかないといけない競技です。

自分にとって、何が一番最善の選択なのか。

答えは簡単です。

自分が良いと思って打つ、それで良いんです。

立志尊特異

私の座右の銘、とでも言いましょうか。

以前にこのブログでも書きました、私が常に人生において大切にしている言葉。

「立志は特異を尊ぶ」

志を立てたなら、人と異なることを恐れてはいけない という意味合いが込められています。

人と同じように生きること、考えることを、私たちは常に大切にしてきたと思います。

良くも悪くも、日本ってそういう国ですから。

だからこそ、テニスもそうなりがち。

自分の意志ではなく、誰かに言われたから、スクールで習ったから、セオリーでこうだから。

そういう意識では、試合のコートでいざ「選択」を求められた時に迷いが生じる。

そしてその小さな迷いが、そのままボールの球威になり、自分のフットワークの1歩目の出足になる。

人と異なることを恐れてはいけない、自分で決める手こそ最善手。

こういうイメージを常に持って、皆さんも日々テニスと向き合って欲しい。

自分の感覚をもっと信じて、好きになって良い。

もちろん最低限覚えることはありますが、自分の感覚にもっと耳を研ぎ澄ますこと。

これも大事な、テニスの練習です。

試合に出れば、そこは大海原

自分で決めないと、何が起きるのか。

試合をいう大海原で、誰も助けてくれないような場所で、溺れてしまう。

自分で生き抜く術を見つける癖が無いと、テニスって戦えないです。

大袈裟な話ですが、テニスは練習と試合で大違い。

また試合でも、何となくある練習試合と草トーも違うし、また市民大会を勝ち進んでいくとまた違う緊張感が生まれる。

団体戦で自分に勝敗がかかる、なんて経験も全く別次元。

自分でいかに、最善手を見つけることができるのか。

これは、常に自分が試されているのと同じだと思います。

練習って、なかなかそういう雰囲気では無いですよね。

自分で考えなくても良い、学生でも社会人でも誰かが仕切ってくれる、コーチがいる、やることが決まっている…ような環境が多いと思います。

そこを一歩踏み出して、テニスの試合、大会に出てみると全てが変わる。

私自身、改めてですが最近試合に出て感じたこと。

やっぱり全然、別な世界なんだなと。

これを経験し続けること、そして出続けることを応援することこそ、自分がいるべき世界だなと感じました。

今の時代だからこそ、自分で手を決める

自分で「手」を決める。

テニスなら打つコース、球種、ポジショニング、自分で決める。

少しでもこういう意識が芽生えると、自然と先手が打てるようになります。

相手が動く前に、動く。

自分で決めるのだから、そこには自分で責任を持つ。

今の時代だからこそ、私は人生においても大事なんじゃないかと思っています。

その決断自体の結果は、分かりません。

テニスにおいても人生においても、「ああすれば良かったな」と後で感じることはあるでしょう。

私自身も、たくさんあります。

でも強がりでも何でもなく、後悔は全くしていません。

自分がその時、その時代に、一番良いと思う選択をして来たと思うので。

やりたいことをやれない、テニス、人生、皆さんも感じていると思います。

それをつまらないとか否定するのではなく、もっと自分のその感覚を認めてみる。

研ぎ澄ましてみる。

きっとそこに、道が拓けてくると思いますよ。

こんな時代だからこそ、自分は試されている。

私もT-PRESSも、後悔のない選択をしてやり切りたいと思います。

ピックアップ記事

  1. 【初開催】5/29(水)~30(木) T-PRESS プレミアムキャンプ in千…
  2. 筋肉痛が毎回酷い人は、「フォームローラー」で身体の表面をほぐしてケアしよう
  3. 会社にも持っていける、社会人にオススメのラケットバッグ
  4. テニス選手に必要なトレーニングは、「重り付き」縄跳びでしっかり身に付く
  5. 「寒暖差が激しい時期」のテニスにお勧めなアームカバー

関連記事

  1. 日々の雑記

    「あの人」はきっとこれからも現れるはず

    先日、「私を変えたあの人」というテーマでラジオ放送の収録をさせて頂き…

  2. テニス トレーニング

    日々の雑記

    大事なことは、何度でも書きます

    先日、こういったご意見を頂きました。「いつも拝見しています。少…

  3. テニス テニスノート

    日々の雑記

    歳を取れば、テニスについて本気で叱ってくれる人はいなくなる

    最近、年月が経つのは早いなと。本当に、おじいさんのように感じて…

  4. 日々の雑記

    ITベンチャーからテニス界へ来て感じること

    思えば、脱サラしてから早9ヶ月が経ちました思った通りに進んで…

  5. 日々の雑記

    今日という日は、杉田祐一選手について語らない訳にはいかない

    今日、という日。実は、多くのテニスファン、関係者が待ち続けた日…

  6. 日々の雑記

    昔は体育館、今は・・・?

    テニスを始める前は、バレーボール少年でした。小学校の6時間目が…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


特集記事

  1. テニス メンタル

    ダブルス

    ダブルスの後衛の選手、センターに戻り過ぎてない?
  2. テニス メンタル

    メンタル

    強敵への勝利は、薬にも毒にもなる
  3. テニス 練習

    戦術

    再現性の高さ、こそテニスの真の実力である
  4. 戦術

    攻撃力を上げることについて、本気で考えよう
  5. テニス メンタル

    メンタル

    テニスをやっていて「対戦相手にコンプレックスを抱く」のは、自分の長所を理解出来て…
PAGE TOP