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今年の2月、まだコロナウィルスで自粛の前に練習した、重たいスライス。
これを私が佐藤プロから教わって、気付いたこと。
それについて、今日は改めて書いてみたいと思います。
スライスって、何となく…になりがちなショット。
どうしてもそこを変えたくて、変えたくて、必死でやってみました。
なかなか上手くはいきませんでしたが、それでも気付いたこと。
それはきっと、みなさんにとっても意味のあることじゃないかなと思います!
最初の壁は、恐怖心
ネットしそう…で、しない!
どんな技術でも、最初の壁は恐怖心。
「失敗したら、どうしよう…」これをまず考えるのが、普通です。
そもそも、大胆に何かを変えようとしているのに、自分で抑制してしまう。
これが、私たち日本人だと思います。
教わっているコーチを失望させたくない、何とか上手くやりたい。
この「上手くやりたい」って、結局誤魔化しなんですよね。
技術を向上させることじゃなく、人間関係を保とうとする。
そう、重たいスライスを打つなら弾道が低くなるのでネットは増えるんです。
でもそれは失敗じゃない。
恐れること、相手の機嫌ばかりを伺うことこそ、失敗なんです。
まっすぐ伸びる、この感覚を掴める
動画をご覧頂けば分かるのですが、実際にスライスはまっすぐ伸びていきます。
あ、後半のところで、ですね。
前半は、私自身のスライスでダウンスウィングの傾向が強く、回転量が多くて速度が出ずに山なりのようなスライスです。
これを変える感覚、が持てるかどうか。
真っすぐ伸びるようなスライスにするには、ラケットのセットの位置は高過ぎないように。
コート、地面と並行にラケットを動かすようなイメージで良い。
フラットに近い打感で、大成功です。
これはぜひ、皆さんにも挑戦して頂きたいポイント。
間違いなく、失敗していくうちに感覚は掴めて来ると思います。
アウトも、恐れてはダメ
とにかく、最初はアウトもOK。
ネットもOK。
弾道をハッキリ変える、その為にどうすれば良いのかを考えて練習しました。
上から切るようなスライスは、捨てる。
自分の中で安定感を、まず捨てる。
そうすることで、必ず次のステップに進めます。
この動画では、「アウトするくらい打ってみて」と言われたところから、実は大きく変化していきます。
こういう声がなくても、自分の中で「失敗して良いんだ」と思って練習することが大事ですね。
失敗をしてくれる方が、コーチは嬉しい。
前後でコミュニケーションを取って、練習の目的を共有しておけば尚良し、ですね。
完璧なショットなんて、無い
重く鋭ければ、全てが良いのか?
そんなことは無いと思います。
例えば、フラットに近く低く滑るスライスは、相手への到達時間が短い。
当然、アナタ自身が素早く構え直しつつ予測し、ポジションを戻すことが重要になります。
切るようなスライスは、威力は無いかも知れませんが滞空時間が長いので時間を作れる。
それに伸びないので、ドロップショットには向いている。
何かのショットに完璧を求めることは、テニスには出来ないんだなと。
改めて、私はそれに気付くことが出来ました。
まぁこれも、両方を経験しないと気付くことは出来ないポイント。
そう、お¥コーチから教わるのとはまた違う視点、だと思います。
武器を増やす、軸を作る
自分の中で、改めて意識しないといけないと感じたこと。
それは、武器を増やす、その中で自分の中の軸を作るということ。
あれもこれも、という戦術はテニスでは実行出来ない。
ある程度、「自分はこれでいくんだ!」という軸が必要。
もちろん、テニスは相手ありきですから、苦手なところを突いていくという意識は大事。
でも、実際の試合はどうでしょうか?
様子を見る、探るようなテニスだけでは、相手に押されるケースも増える。
だからこそ、武器を増やして軸を作る。
完璧なショットは無いから、使い分けが大事になりますよね。
今だから気付けることが、必ずある
みなさんも、今だからこそ出来るはずです。
自分のテニスを客観視する。
自分のテニスを、模索してみる。
練習ばかりしている時には、見えてこなかったモノ、も見えるはずです。
今回は重たいスライス、について気付いたことを書いてみましたが、まだまだ改めて思い出してみると私自身もたくさんあります。
だからこそ、テニスって楽しい。
こういう時期、プレーが出来ない時期を、どう過ごすのかが面白くなる。
いや、実際はしんどいですけどね…。
でも、このT-PRESSの読者のみなさんなら、出来るはず。
みなさんご自身で振り返ってみて、気付いたことや感じたことを改めて思い出してみて下さい。
大きなヒント、発見がそこにはあるはずですから。
コートに立ちたい、ボールを打ちたい。
それが本音ですよね…私もそうです。
でも、こうも思うんです。
今しっかり準備をして、コロナ明けに待ってて下さい、と。
自分自身のテニスもそうですし、やっぱり「テニス界も頑張ってるな」というのを、世の中に示していきたいじゃないですか。
まだまだ、出来ることはたくさんある。
「あの時期があったから、今がある」と言えるように、準備していきます。
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