目次
すっかり更新が滞ってまして、失礼致しました…。
今回は、先日の第4回目の企画、佐藤・土居ペアに挑戦を観戦して解説して、私なりに感じたことをまとめてみたいと思います。
横で試合を観させて頂いていると、色々と感じることが本当に多いです。
今後、YouTubeチャンネルで解説動画も公開させて頂きますので、そちらも併せてご覧頂けると嬉しいです!
挑戦企画で、感じること
試合って…難しい
もちろん、挑戦企画ですので相手は格上。
しかも佐藤・土居ペアですからね。
本当に、試合は難しいな…と感じます。
恐らく、挑戦者のペアのみなさんも、普段はもう少し出来る方が多いと思います。
難しくしているのは、やはり「いつもと違う雰囲気」だと思います。
平日の朝早く、なかなか身体も動かない中でどう出だしを戦うのか。
相手は強い、分かっているからこそ、何が出来るのか。
こういう人間らしい悩みや葛藤、これをまず自分自身で乗り越えるとことから、ようやくスタートなんですよね。
ファーストサーブを、いかに入れるか
私は、まず挑戦者側の課題としてはこれが非常に大きいと感じます。
しっかりと集計した訳ではないですが、私が観ている限りだと挑戦者ペアのファーストサーブが入る確率は恐らく30~40%くらい。
試合の序盤は、もっと低い数値でしょう。
当然、普段より良いサーブを打ちたい、力が入ってしまうのは分かります。
でも、セカンドサーブになったら…もう、佐藤・土居ペアはコンパクトなリターンでリターンダッシュが得意ですから。
いかに、ファーストサーブを入れていくか、そして前衛が上手く呼応して動けるか。
基本となるこの部分の重要性を、私はすごく感じています。
岩井選手と、同じかも知れない
ふと、顔が浮かんだのは岩井選手。
昨年は、何度も佐藤プロに「早く準備して!」と言われ続けて来ました。
これの意味が、私はよく分かるんです。
こうやってダブルスの試合を観ていると、ちょっとずつ、挑戦者側のペアの準備、打点が遅れているのがよく分かる。
一見、そりゃ球も速いし重いし、大変なんですが、どうしようもないことも無いはずなんです。
それには、素早く準備して打点をしっかり一定に保つ、何よりこの準備が大事。
それを、動きながら正確に出来るかどうか。
試合は難しい、だからこそ挑戦しがいがあるもの、ですね。
自分だったら、どう戦うのか
ロブは必要!
私自身がもし、挑戦者だったら。
上手くロブを使うという戦術は、必須になると思います。
少なくとも、序盤で佐藤・土居ペアに対して「ロブもある相手だな」と思わせておかないと、どんどん前に詰められる。
スマッシュを打たれたとしても、そこまでコート端には打たないと思うので、何とか粘る。
こういうプレーを、しっかり序盤に入れて緩急の緩い部分を出しておくこと、が大事ですね。
男子ダブルスだから、どんどん打って勝負したい!という気持ちも、すごく分かります。
でも、良いショットを持っている方なら尚更、しっかりとロブという選択肢を入れていくことが大事になってくると思います。
なるべく低く、遅くても良いから
返球は、なるべく低く、低く。
スライスで沈める、ディンクショットのような柔らかいショットも、必要ですね。
鋭く沈めるボールは、佐藤・土居の両選手は上のレベルで打ち込まれ慣れてますから。
そこだけで勝負するのは、辛い。
浮かせないように、出来るだけ低いスライスを打って前に出る。
こういうプレーは、格上相手だからこそ、本当に必要になるんじゃないかなと。
コート脇から試合を観ていて、私なりにすごく感じます。
試合でしか気付けない、感じられないこと
私は、あると思っています。
普段の練習の中だけでは、気付けないこと、感じられないこと。
それを、格上の相手の試合の時に、しっかり感じることが出来るかどうか。
これは、普段からいかに自分のテニスと向き合い、会話し、向上心を持っているかどうか、がポイントになります。
挑戦企画に来て頂くみなさんは、私自身からしても、本当にお手本にしたいような方ばかり。
学生さんペアも多いのですが、自己研鑽の場として捉えて凄く熱心にアドバイスを聞いている姿は、胸を打たれます。
あぁ、今日もやって良かったな、と。
いつも大井町の駅から帰る時に、勝手に自己満足でそう思っては幸せな気分になるのが癖になってます。
挑む人、をどんどん増やしたい
佐藤・土居ペアに挑戦、この企画はどんどん大きくしていきます。
と同時に、既に告知してありますがミックスダブルスや女子ダブルスでも、たくさん企画を用意していきたいと思います。
テニスを通じて、挑む人を増やしたい。
それが全日本に挑むのか、地元の市民大会に挑むのか、それぞれに目標があればそれで良いんです。
自分を高め、人生をより充実させていきたい、その中にテニスがある。
2020年、こういう人をT-PRESSでは増やし、育て、そして結果を出したところまで追っていきたいと考えております。
ぜひ、みなさんも挑戦企画へのご応募、お待ちしてます!
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