メンタル

勝った負けたより、真実が明らかになるということ

試合に出ていれば、必ず勝敗はついて回ります。

だからこそ、達成感もあるし、また頑張ろうという気にもなりますよね。

でも、この勝った、負けた、というのはある種の麻薬みたいなもの。

それに取りつかれてしまうと、大事な本質の部分を見落としがちになってしまいます。

私たちの試合は、ずっとずっと、これからも続いていく。

結果をしっかりと受け止めて、自分を成長させていけるかどうか、が大事ですね。

 
 

試合自体に、慣れ過ぎていないか?

作業みたいに、なっていない?

試合に熱心に出続けているみなさん、本当に凄いと思います。

毎週のように、色々な試合に出る、すごく大事なことです。

ですが、ふと立ち止まってみる機会、も必要でしょう。

「何のために、試合に出てるんだっけ…?」と、自分に問いかけてみる。

そして、改めて試合の結果、一つ一つと自分で向き合ってみること、が大事です。

毎回、試合はメッセージをくれる

試合で勝った、負けたという勝敗の部分。

これは、アナタ自身へのメッセージです。

どう受け止めるのか、感じるのか、が大事。

確かに、勝敗は大事です。

ですが、勝った中でも修正すべき点、負けた中でも見えて来た光明、こそ自分で気付かないと。

そうしないと、結局作業のような試合がまた来週も続いていくこと、になります。

明かになった真実に、目を向ける

これは、本当に苦しいことです。

試合は、試し合いですから。

何かを試していれば、それに対しての結果が出る。

全然通用しなかった、それはなぜなのか?

相手が上手かった?本当にそう?

何か、自分の作戦がバレる要素があったんじゃないのか。

自分としっかり会話を繰り返すこと、が大事。

誰も、そこに対して指摘したり、アドバイスをくれたりはしないでしょうから。



私たちの生活では、隠れている部分

本質は、いつも隠れたまま

テニスをやって、試合に出ないと分からない部分。

これって、実はすごく大事な部分なんですよね。

自分の本質の部分、実は弱い部分。

これを隠したまま生活出来るのが、日常生活です。

だからこそ、私たちはラッキーなんですよ。

テニスを通じて、自分の中で弱い部分が明らかになっていく訳ですからね。

強くなるには、まず知ること

試合に出ていると、色々なことを感じますよね。

プレッシャーに負けそうな自分、それから周りの目を気にして無難な選択しか出来ない自分。

勝った負けた、の前にこういう問題が自分にはあるんだ、と。

それが明らかになるのが、テニスの試合です。

まずは自分を知り、向き合うことが大事。

試合で結果を出したいなら、ここを避けては通れないんです。

本気で泥臭く戦えば、見えて来る

きっと、みなさんも試合でもっと出せるはず。

自分を出して、さらけ出して、戦ってみる。

そこで見えて来るアナタ自身、を変えていかないといけない。

ただし、その為には本気でアナタ自身が戦い抜かないと、見えて来ないんですよ。

何となく、スカして終わるような試合では、全てがうやむやになってしまう。

それこそ、上辺だけの勝った、負けたの話にしかならないでしょうから。

   

結果は全て、アナタ次第

試合をもっと、活用しよう

ただ、勝った負けた、という結果だけをもらって帰る試合。

それでは、もったいない。

エントリー費という授業料を払っていると思って、何をアナタ自身が持って帰るかが大事です。

せっかく、相手もテニスも、アナタ自身にメッセージを贈ってくれている訳ですから。

それを受け取れるかどうか、だと思いますよ。

全ては自分にふさわしい結果、だと

「でも、今日は調子悪かったし」

「相手がシード選手だから、どうしようも無かったな」

と思うのは、簡単な話。

でもこれまた、明らかになっている真実から目を背けているのと同じです。

もう、何も言うことは無いでしょう。

結果は、全て自分にふさわしい結果しか出ない。

それが、テニスの試合です。

強い人にではなく、強くなる人、になろう

みなさんも、すぐになれます。

強い人、にはすぐにはなれないですが、「強くなれる人」にはなれる。

こうやって試合と真摯に向き合い、自分を客観視出来る人は、「試合で強くなる人」です。

いきなり強い人になろうと思わず、まずはしっかりその前段階、の変身を遂げること。

何かを始めるのに、変わるのに、遅すぎることなんてないですから。



明らかになることって、怖いですよね。

誰だって、自分を大きく見せたいし、偽っていたい。

でも、一度さらけ出すと、楽しいですよ。

私のYouTubeチャンネルもそうです

あんな不格好でも、始めてみることが大事、なんです。

それで明らかになること、と自分は向き合っていくだけ、ですから。

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