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毎日、暑い日が続きますね・・・。
本当にみなさん、身体の健康が第一です。
間違っても、無理に外で練習したり、試合を続けたりするのは危険ですから避けましょう。
と、思いながら・・・今回はこのテーマで書いてみたいと思いました。
暑い夏の日、私は高校一年生の時の「ある思い出」があります。
今からもう20年以上前ですから、インターネットというものがあまり一般的でなかった時代の話、です。
インターネットがテニスにもたらしたもの、について考えてみた
1.全国レベル、というものを感じに兵庫県に行ってみた
私は当時、広島に住んで普通にテニスをやる高校生でした。
でも、何かのご縁で兵庫県の強豪校の練習に参加させてもらう、ということになったんです。
確かラケットメーカーのイベントだったと思うんですが、すごく緊張しながら参加したのを覚えています。
色々自分で調べて、「全国のテニスって、どんなレベルなんだろう?」と思って、必死に打ち合える場所を探してたのを覚えています。
いざ参加してみると、もう大人と子供みたいな感じ。
レベル差に驚く、というよりは、とにかく楽しかった。
肌で感じることが出来て、自分たちの普段の練習を考える良いきっかけになりましたからね。
練習メニューも、ショットに対する考え方も、全く自分たちとは違う、別な競技みたいな感覚。
こういうのも、今の時代はインターネットで簡単に動画を観ることが出来る。
本当に、これを活かさない手は無いですよ。
2.「知らない」というのは、実に恐ろしいこと
テニスにおいて、これは非常に恐ろしいこと、なんです。
技術的なアイデアにしてもそうですし、参加出来る試合やイベントを「知らない」というのは、非常に怖いこと。
それ自体が、アナタ自身の弱さになると思っておいた方が良い。
「何を大げさな」と思うかも知れませんが、知っていれば得すること、つながっていれば活かせることがたくさんある。
私が高校時代に1.のような経験が出来たのも、兵庫県であるイベントを知っていたから。
そして、そのイベントにつながりがある人も、たまたま知っていたから。
みなさん自身が掴んでいくもの、ですからね。
3.上手い人は増えたけど、強い人は減ったかも知れない
と、同時に・・・これも感じます。
これだけインターネットで情報を得ることが出来る時代になりましたから、「知っている人」は増えたと思います。
本当に、テニスオタクみたいな人、多いですよね。
それはそれで、知識も豊富で、試合情報についてもたくさん知っているから素晴らしいこと。
でも・・・どうでしょう。
簡単に得られる情報って、自分以外も、みんなが得ている可能性が高い。
簡単に得られる情報がたくさんあると、人は受け身になってしまいがち。
インターネットが無い時代は、みんな自分の足で試合を観に行ったり、練習会に参加したりしてましたから。
もう、必死ですよ、そりゃ。
交通費や宿泊費の元を取らないといけないですからね。
こういう経験を通じて、テニスは強く、たくましくなっていくんです。
この熱量って、インターネットの登場によって削がれたように思います。
4.「本物を生で見る」ことに、貪欲になって欲しい
ですので、出来るだけみなさんは生で見て欲しい。
インターネットの活用、大いに結構。
ただし、生で見る、自分でお金や時間を削って見て自分のものにしていく姿勢、がテニスを強くしていくんじゃないかなと。
生で見ること、がどれだけの価値があるのかは、経験しないと分からない。
「動画でスマフォで見ても、一緒でしょ」と思う方が、ほとんどでしょう。
でも、やはり違います。
だって、みなさんのテニスの試合だって、生のリアルの世界で行われる訳じゃないですか。
それに近い感覚は、やはり生で観て感じて欲しいと私は思います。
インターネットも、使い方次第。
受け身にならず、自分で積極的に活用して、結果的にリアルな機会につなげていく。
「知っている」の次の段階、にみなさんもステップアップして欲しい。
ともすれば、今の時代はすぐに受け身、になりがちですから。
試合で強い選手になりたければ、「自分で知っているうえに、自分からリアルに動けている」人になりましょう。
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