テニス メンタル

日々の雑記

一番テニスをやりたい時期に、出来ないという試練が人を強くする

昨日のマスターズの決勝、TVでご覧になっていた方も多いと思います。

結果的にはナダル選手に及びませんでしたが、錦織選手の勝ち上がりには感動しましたね。

やっぱり、日本人選手がマスターズ決勝で戦っている、という事実がある、それを応援出来るというだけでも、嬉しいことなんだなと。

怪我からのカムバック、辛く険しい道だったかと思いますが、これからのクレーシーズンに期待してしまいますね。

 

錦織選手自身、本当に辛かったと思います。

一番テニスがしたい、自信があって油が乗っている時期に、長期離脱を余儀なくされるのは、本当に辛いことでしょう。

テニスの世界は、ランキングの世界。

自分が休んでいれば、他の選手がどんどん上に上がっていく。

そして、カムバックしても、当時自分が出ていた大会、ポジションに戻るまでには時間を要する競技ですから。

気持ちだけ、ではダメなんです。

カムバックしても、離脱前の自分のポジションに戻れる選手、すごく少ないと思います。

周りの目、それから自分に対する自信。

押しつぶされそうになる、のが普通ですからね。

 

これは私の推測ですが、これからの錦織選手の人生の中で、間違いなくこの数か月怪我で離脱した期間、というのは大きな意味を持って来ます。

一番自分が良いと思っている時期に、順調に進まないことを経験した彼は、もっと強くなる。

逆に、これが経験出来ないでキャリアの終盤に挫折、しないで良かったとも言える日が来るかも知れません。

それくらい、自分にとって良い時期に、テニスが出来ない経験、というのは大事なんです。

 

テニスがやりたい、だけど我慢しないといけない、という現実。

これとどう向き合うのか、がすごく大事なんですよね。

みなさんも、限られた環境の中でテニスを頑張っている方、が多いと思います。

やりたいけど出来ない、経験をしているからこそ、コート上でテニスが出来る時には全力で頑張れる。

試合も、最後まで喰らい付いていく。

私は、プロ選手でも一緒だと思いますよ。

 

これまで、どこか淡泊で勝負に対する執着心が無かったように見えた、錦織選手。

あくまで、私の予想ですが・・・これからの彼は、すごくしぶといと思います。

テニスが出来ること、試合が出来ることへの感謝の気持ち、がより強くなっているでしょうから。

「あの怪我があって、良かった」と、いつか言える日が来るんじゃないかと。

私たちも、負けずに頑張っていきましょう!

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