テニス メンタル

その他

「テニス強豪校の部室って、どんな感じ?」試合に強いテニス部に共通するポイント5つ

目次

今年もインターハイ、全日本ジュニアが終わり、ジュニア選手はこれでひと段落。

全国ではテニス部の主将、部長の代が変わって「これから強いチームにしていこう!」と、一番気合いが入っている時期かもしれません。

私自身、多くの高校テニス部の練習に参加させて頂いたことがあり、そこで「部室」に案内されたりするケースも多かったのですが、そこで気付いたことは・・・。

テニスの試合で強い強豪校、その秘密はコート外の部分でも共通点がありました。

 

「テニス強豪校の部室って、どんな感じ?」試合に強いテニス部に共通するポイント5つ

 


 

1.基本の「整理整頓」が自主的にできている

テニス部の部室は、キレイに保てていますか?

強豪校の選手たちは、なぜ整理整頓が大切なのかを理解しています。

ちょっとした甘えが、試合の中でも甘えを生んでしまい、自分の弱さとなってしまうからです。

テニスコート上の強さは、テニスコート上のみでは完成されません。

普段の生活からこそ、磨かれていくものです。

 

2.テニス部の部室を「勉強道具の置き場所」にしない

部室という場所を理解していれば、その場所をどう活用するかが明確になります。

学校に教科書を持ってくるのが思いから部室に置いておく、という部員がいればすぐに止めさせましょう。

その他「自分が楽をする為」に活用されていることがあれば、そこに切磋琢磨し上を目指していくような雰囲気にはなりません。

 

3.「上級生から下級生」への受け渡しが丁寧に行われ、跡を濁さない

個人のロッカーを置いてある部室では、上級生から下級生への受け渡しをスムーズに移行しなければなりません。

意味不明な落書きをしたり、ずっと使われない迷惑な忘れ物があるようでは、気持ちよく引き継ぐことができませんよね。

強豪校には「去る先輩は、後を濁さない」という文化がしっかりと根付いていますので、いかに後輩が気持ちよくテニスに集中できるかを考えます。

ロッカーだけでなく、自分達の考え方や使っていたもの、全てを気持ちよく任せて引退していく。

そんな雰囲気は、アナタの部にありますか?

 

4.「ガット張り機」は必要、支援を募ってでも自分たちで調達しよう

強豪校の部室には、ガット張り機があります。

「自分達の部は、試合でもそんなに勝てないし・・・」と思っている人、そうではないのです。

自分達のラケットを一度、自分でガットを張ってみませんか?

強豪校の選手は、自分のラケットのガットは自分で貼ることで主体性を磨き、さらに研究して技術を磨いていきます。

お金は多少かかりますが、そこは上級生の腕の見せどころ!

まず置いてみるだけで、何かが変わるかも知れません。

 

5.テニス部の部室は「開かれた場所」であり、閉鎖的な空間になってはいないか?

今の部室に、先輩やOBを気持ち良く呼ぶことができますか?

テニスの強豪校では常に色々な人が訪れ、様々なことを吸収していく文化があります。

その為には、テニス部の部室自体が「開かれた場所」である必要があります。

もちろん、現役生がしっかり使いやすい場所であるのが大前提ですが、「外から来た人にも自慢できる」ような部屋であれば、どうでしょう。

テニス部として強くなるには、部室がもっている力を最大化することも必要かも知れません。

 

色々と偉そうに書いてきましたが、私が現役の学生だった頃は、まさに1~5で書いたような部室とはほど遠い雰囲気でした。

だからこそ、やはり部活の練習の中でも甘えが出てしまい、結果として試合で勝てない・・・という悪循環に陥っていたように、今では思えます。

思い切った改革には、勇気と団結力が必要です。

夏休み明け、まずはみんなでテニス部の部室、倉庫、身の回りの場所を大掃除してみませんか?

そうすればきっと、部活の雰囲気から変わるはずです。

ピックアップ記事

  1. テニス選手に必要なトレーニングは、「重り付き」縄跳びでしっかり身に付く
  2. テニスフリークなら必携のタオルは、「作戦ボードタオル」で決まり!
  3. ミズノ社製のアイスマットを使えば、夏場の厳しい試合も乗り越えられるはず
  4. みなさんに感謝の気持ちを込めて、新しい取り組みを始めます!
  5. 「テニスラケット専用ウェイトボール」を使えば、素振りでのパワーアップも可能に!

関連記事

  1. テニス 部活
  2. その他

    「テニス初心者の方」を、どんどん成長させていく為の優良記事7つ

    テニスは難しい。始める前のギャップに悩んでいる初心者の方も、た…

  3. テニス メンタル

    その他

    試合に勝つ為のテニスとは、「自分を殺したつまらないテニスか?」という問いかけについて

    最近何名の方からか、こういった内容の質問を頂きました。このサイ…

  4. テニス 楽天

    その他

    「スポンサー様」という意識はプロテニス選手にだけ必要?いやいや、学生のみんなにも必要!

    高校生の頃、学校のコートを使って練習をしていた。たまに父親に他…

  5. テニス メンタル

    その他

    みなさんのストリングについて、教えて下さい

    いつもT-PRESSをご覧頂き、ありがとう御座います。今回、…

  6. テニス 観察

    その他

    「ダブルス、ごめんね。」プロテニス選手の大会参加事情

    基本的にシングルをメインに、プロテニス選手は活動している。最初…

特集記事

  1. テニス 準備

    その他

    「中学の頃から硬式経験者=強い」とは限らないのが、テニスです
  2. テニス 気付き

    練習メニュー

    練習中のボールの拾い方一つでも、「ラケットワークの練習になる」ことを忘れない
  3. 戦術

    テニスにおける攻撃の基本は、相手の選択肢を絞っていくこと
  4. メンタル

    メンタルが強い人は、〇〇を持っているだけ
  5. 練習メニュー

    「心技体で練習効率を上げなさい」テニスの練習をいかに試合に近づけられるか工夫しよ…
PAGE TOP