年末になると、スポーツの観戦機会が増えますよね。
テレビでもサッカー、スケートに最近ではバドミントンや卓球、がものすごく躍進してるじゃないですか。
言わば、テニスに近いスポーツ。
その競技で、男女共に日本選手が世界を舞台に活躍している、勢力図を塗り替えようとしている。
これは、本当に頼もしく思うと同時に・・・やっぱり、刺激を受けますよね。
私たちテニス人も、もっともっと、頑張らないとな、と。
「国の代表でもないのに、大げさじゃない?」と思う人も多いでしょう。
本当に、そうでしょうか?
私は、そんなこと無いと思いますよ。
以前にも書きましたが、日本テニス界の主役は、読者のみなさん、一人一人。
一人一人の、現役一般プレイヤーのみなさんが、テニス界を形作っていると、私は本気で考えています。
じゃないと、こんなに記事を更新することも無いでしょう。
断言出来ます。
私はそれなりにテニス界に身を置いて長く、また離れても長い時間が経ちました。
でも、「今まで一番感動した試合は、何ですか?」と聞かれたら、たくさんの「一般の方の試合」が思い浮かびます。
それこそ、全日本とかジャパンオープンの試合、では無いんですよね。
草トーナメントの試合で、本気で戦うみなさんの姿。
ベテランカテゴリでは、本当に身体を削りながら、最後まで黄色いボールを追いかける70歳以上の方。
夫婦生活を投げ捨ててまで、女子連の試合に命を懸ける主婦の方。
こういった人たちの試合が、私の脳裏から離れることはありません。
勝っても負けても、何かが変わる訳じゃない、メダルがもらえる訳じゃない。
でも、何よりその自分に挑戦していく姿に、心を打たれた衝撃は忘れられません。
もちろん、今でもそうです。
日々、一般の大人のみなさん、ベテランやシニアのみなさんの試合を観ると、心がゆすられる。
この想いがあるからこそ、私は記事を書き続けていけるんだと、感じています。
なんでこんなことを書いたのかと言えば、それはやっぱりテニスの力、だと思うから。
赤の他人を、感動させる力がテニスの試合にはある。
もちろん、他競技だって、そうだと思いますよ。
でも、私はテニスほど人間臭く、またトータルでの人間力が試される競技は無いと思っています。
過去の実績なんて、関係無い。
ジュニア上がりだろうが女子連A級だろうが、まず相手の前に自分に打ち勝たないと。
そうやって挑戦していく人を、私は一人でも多く増やしたい。
勝負があるから、勝ち負けがあるから楽しい。
自分を成長出来る。
そして、結果的に人を感動させることが出来る、のがテニスです。
人を感動させることが出来るのは、プロ選手だけですか?
そんなことはありません。
学生のみなさんでも、一般で頑張る社会人、ベテラン、主婦やシニアのみなさんでも。
テニスの試合で、人を感動させることは必ず出来ます。
なぜなら、本気の人を見ると、人は素直になれるから。
心をゆすられるんですよ、本当に。
さぁ、そんな試合をコートで表現していきましょう。
アナタ自身、まだまだ目指す未来は先にある。
人を感動させるくらい、大きなイメージでテニスを頑張っていきましょう。
実は、この記事でめでたく4,000記事目、です。
その節目に、自戒と自分の想いを込めて。
これからも、みなさんと共に頑張っていきます。
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