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コツコツ練習を続けて、試合も出ているけど、テニスが上達しない。
そう悩んでいる人、必要なことは何でしょうか?
私は、こう考えます。
今アナタに必要なのは、「極限の緊張感」での試合経験です。
学生時代の選手は、必ず「突然変異」がテニスに起こる、いや起こさせないとダメ
1.100メートル走を、「後ろからライオンが追いかけてくる」と考えてみると?
いきなり、物騒な話ですが。
アナタが100メートル走をやるとして、どうしても新記録を出したい。
そう考えると、現実的には無理ですが、飢えたライオンを30メートル後ろから同時スタートさせると考えると、どうでしょう?
追い付かれたら、アナタは食べられてしまう。
「いきなり足が速くなるなんて、絶対無理!」と思うでしょう。
でも、もし現実になったら必死で考えませんか?
100メートルを本気で走るのか?何か生き延びる道は無いのか・・・?
極限の緊張感に包まれたとき、人は必要性を感じて「突然変異」を興すのです。
2.地道な練習が、極限の試合の緊張感の中で自信に変わる
どれだけ練習しても、それが目に見えた結果にならないとダメ。
それこそが、自信になっていくのです。
練習してきたショット、戦術が、試合の中で成功する。
それも、練習試合のような場面ではダメです。
100人以上が注目して、負けたら即団体戦で敗退、のような緊張感のある試合で、成功することに意味がある。
このことは、テニス選手ならぜひ覚えておいて欲しい。
練習で培った技術を、緊張感のある試合で自然にプレー出来るように。
3.「突然変異」は、学生時代の特権
勉強も、そうでしょう。
しっかり地道に、正しい勉強をしていれば、偏差値は伸びる。
それも、あるテストをきっかけに、急激な上昇カーブを描いていく。
テニスだって、同じです。
「急に上手くなる」選手、アナタの周りにもいませんか?
きっとそんな選手は、しっかり練習した内容を緊張感のある試合で実践し、自信に変えていっただけの話。
その次からは、そのプレーが自然に出来るようになる。
テニスが上手くなるって、こういうことです。
昨日までの「ナイスショット」が、今日は普通になる。
緊張感のある試合を乗り越えられれば、「あの時に成功したんだから、大丈夫だ!」と思えるようになる。
そんな試合の、機会が無い?
それは、自分で作るんですよ。
草大会でも決勝にいけば緊張するし、「絶対に負けたく無い相手」と練習試合するのも良いですね。
最高の緊張感、の後には、最高の自信、が生まれているはずです。