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テニスの試合、試合運びが上手い選手はこの辺りが上手い。
ちょとした、ペースアップ、ペースダウン。
相手のプレースタイルも観ながら、じっくり使い分けていく。
特にシングルスの試合では、必要な考えだと私は思います。
「相手のミスを引き出すポイント」と「攻撃していくポイント」を分けれてる?
■錦織選手の全豪2回戦が良い事例に
先日3-0で2Rを勝利した錦織選手、の試合運びはまさにそんな感じでしたね。
接戦になった初戦の堅さも取れて、上手く相手のミスも引き出す余裕が出て来た。
相手のシャルディ選手は、サーブやフォアハンド等一発がある選手。
だからこそ、その一発のミスを引き出すようなポイントも作ってあげる。
15-15、30-30のようなポイントで、錦織選手はあえてリスクを冒さずに、相手のミスや無理な攻撃を引き出しているように見えました。
きっとアナタでも、こういった作戦は効果的です。
■引いたポイントの後に、積極的に攻撃していくポイントを入れる
選手は、無意識のうちに前のポイントを引きずっている。
意識している。
だからこそ、前のポイントで良いつなぎ、粘りを見せることが出来たら、次はアグレッシブに攻撃していきたい。
「あれ?前のポイントとこんなに違うの・・・?」と相手に思わせるだけで、かなり効果があるはずです。
難しく考えないで、その繰り返しを意識してみる。
ポイントで並んだら、しっかりミスを引き出してリードする、リードしたら前のポイントを活かして積極的にプレーする。
■自分でペースをコントロール出来ない選手は、実力があっても試合に勝てない
すごく良いショットを打っているのに、試合で勝てない人。
こういう試合での出し入れ、ペース配分に無関心になってはいませんか?
自分が苦しいとき、疲れた時、には攻撃的にいくのにも限界があるし足が出ないかも知れない。
リスク管理の部分でも、相手からミスを引き出すようなテニスは必要です。
「俺はガンガン、打っていきたいんだー!」という選手ほど、渋くつなぐプレーが出来ると試合では強いですよ。
錦織選手の試合、じっくり見てみましょう。
彼は、本当にこういう駆け引き、試合の中でのコントラストの付け方が上手い。
ココが分かるようになる、というか自分で興味を持って観ることが出来るようになると強い。