ボレー

「絶滅危惧種を救え!」テニスにおけるネットプレイヤーの未来

ウィンブルドンとワールドカップ、同じ時期に開催されると面倒くさい。

テニスも気になるしサッカーも・・・かといって、どちらか録画しても結果を知ってしまったらつまんないから、どうせ後で見ない。

そう思いつつ、チャンネルをコロコロ変えながら毎晩テレビの前に座っている。

 

「絶滅危惧種を救え!」テニスにおけるネットプレイヤーの未来

 


 

でも最近、ウィンブルドンを観て思うのは芝の削れ方の変化。

10年前までは、ウィンブルドンは速いボールバウンドコートだから、バウンドさせる前にボールを打ってやろうと、選手は積極的にネットプレーを仕掛けてボレーに出たもんだ。

その結果、芝の削れ方はベースラインの部分の他に、ネットに向かって行くエリアも削れて、ちょうど丁字の形になっていたんだけど、ここ最近のウィンブルドンはストローク中心のベースラインプレーが主体となっていて、丁字ではない感じ。

 

そもそも、今現在プレースタイルがサーブ&ボレーってタイプは殆どいなくなったしね

フェデラーのサーブ&ボレーなんかは絶品で上手いんだけど、彼もいつそのサーブ&ボレーを仕掛けるかという判断が的確なのであって、サーブ&ボレーをメインでやってるわけではない。

たまにやるサーブ&ボレーはかなり有効だけど、サーブ&ボレー一本で仕掛けるのはかなり危険だ。

ということは、もう「サーブ&ボレーヤー」という選手は絶滅危機にあるのかも。

 



 

リスクは高いが、そのギャンブル性が観ている人にはワクワク感を与えてくれるサーブ&ボレーヤー

是非ともウィンブルドンの大会には、そんなプレースタイルの選手がいてほしいなぁ。

 

■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ

ピックアップ記事

  1. プロテニス選手を目指したいなら、英語は必須!実用的なテキスト5つ
  2. テニスのフットワークを支える足元の秘密は、スーパーフィートのインソール
  3. 「HEADのボールって、実際どうなの?」の質問にお答えします
  4. HEADラケットのスタンダードモデルを使い続けて、気付いたことまとめ
  5. Note はじめました

関連記事

  1. テニス メンタル
  2. ボレー

    ボレーミスが多い人は、2段構えを覚えよう

    ボレーミスが多い人は、2段構え。何のこと?と思うかも知れません…

  3. テニス ストローク

    ボレー

    ポジショニングが上手いネットプレイヤーは、「相手にあえてショートクロスを打たせて」仕留めるのが上手い…

    ネットプレーが上手い選手を相手にしたときに、ポジショニングでプレッシャ…

  4. テニス ボレー

    ボレー

    「軸足セットで、踏み込みながらボレー」の基本を確認しよう

    ネットプレーでなかなかポイントが獲れない人は、この基本から見直したい。…

  5. テニス ボレー

    ボレー

    「とにかく難しい・・・」両手のバックバンドボレーに悩む人へ5つの改善ヒント

    硬式テニスで特に難しいのが、バックボレー。女性であれば、両手で…

  6. テニス ボレー

    ボレー

    ネットプレーが上手そうな相手でも、「球速が遅いスライス」が打てれば泳がせてミスを誘える

    遅いボールは打ちやすい?きっとテニスをやっている人は、この答え…

特集記事

  1. テニス ドロップショット

    ダブルス

    雁行陣で粘る学生ペアには、「ドロップショットで前に引っ張り出す」戦術は必要です!…
  2. テニス ストローク

    ストローク

    意外と打つ機会が多い、ネットに出たけどワンバウンドさせての処理について
  3. テニス ボレー

    ロブ

    意外と使える、ネット近くからのロブの使い方について
  4. 戦術

    武器を使い、弱点を責めるだけ
  5. テニス 観察

    ダブルス

    ダブルスでの試合は「お互いの武器を確認すること」でペアの完成度が磨かれていく
PAGE TOP