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「何のためにテニスしてるんですか?」
そんな質問をある人から受けた。
今はもう引退して選手としてはテニスはやっていない。
「テニスと俺」アナタは自分とテニスの関係、どんな感じですか?
試合も殆ど出ていないので、テニス仲間と楽しくワイワイプレーする事が多い。
だけどテニスに対しての向き合い方は、引退した今も変わらない。
もちろん戦績を伸ばすために、日夜身体も心も鍛えてがむしゃらに突っ走っていた選手時代とは若干違うこともあるんだけど、大きく視野を拡げてテニスと言うものを考えたら、テニスと俺の関係はずっと一緒だ。
じゃあテニスって俺にとって何なのかと言うと、それは「自己表現方法」である。
テニスを使って自分「高西とも」という人間を表現している
攻め方や守り方、勝負の仕方からピンチの時の抜けだし方、自分より強い人と当たった時の対処法、逆に自分より弱い人と当たった時の対処法・・・・。
色んな選択肢が求められるテニスは、自分と言う人間を見付けだし、それを確立してポリシー持ったプレーを相手や自分自身に見せ付けて行かないと、次々と直面する問題に対処しきれなくなる。
「俺ってどういう人間なんだろう」
「俺ってどういう人間になりたいんだろう」
そんな事を考えて常に向かい合い、自分自身や対戦相手や周りの応援してくれている人や、レッスン受けてくれる生徒さんにテニスを通して自分を表現しないといけないんだよ。
だからこそテニスはコミュニケーション能力が高く、社交性を持ったスポーツと言われるのだ
と言う訳で、テニスは俺自身を表現してくれるツールでもあるし、俺の新しい部分を発見してくれたり、自分自身を心身ともに鍛え直したりしてくれる先生やトレーニングコーチみたいな存在でもあるのだ。
テニスに感謝!!
■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ