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春に、高校生男子対象の春休み合同練習会を有明で開催している。
昨年から休み毎に行っている合同練習会、今回で4回目の開催となる。
「アドバイスいっぱい欲しいんだったら・・・」テニスコーチと選手の関係は積極的なコミュニケーションから
色んな学校のテニス部が参加してくれるんだけど、毎回参加してくれる学校もあるから、そんな学校の生徒達とは段々仲良くなってきた。
そうするとこっちもレッスン中、声を掛けやすいし、生徒達も俺に対して質問や悩みをぶつけやすくなる。
そうなると当然、「初めまして」の初参加の子供達よりもいっぱいアドバイスしてしまうし、より突っ込んだことも言ってあげられる。
出来るだけ参加者皆に対して、平等に接しようと思っているけど、こればっかりはしょうがない・・・。
そうなってしまうんだから。
でもこの扱いの差は「参加回数が多いから」というのではなく、積極的にコンタクトを取ってくれるからなのだ
だから「初めまして」という生徒達も、自分のテニスをアピールしてどんどん質問や疑問をぶつけてくれると、こちらも初対面だけど「ん?分かった。教えてあげよう!」と同じように接してあげられる。
コーチと選手の関係で大事なことは、両者が同じくらい情報を発信し合うことなんだよね。
どういう事かと言うと、「コーチは何か教えてくれる」としか思ってない選手は、完全に受身で情報発信ゼロなんだよ
こっちからアドバイスしにくい。
だから、コーチからたくさんアドバイスや情報が欲しいんだったら、選手からも同じくらい情報を出さないといけないのだ。
だから、こういう合同練習会に出席して、誰よりも俺からアドバイスがもらいたいんだったら、今思っていることや悩んでいること、自分の普段のプレーと試合のプレーの違いなんかをきちっと説明しないといけないんだよ。
自分の情報をコーチに向けてどんどん発信するのだ。
アドバイスもらった後に、そのアドバイスをもらってどう感じたかを伝えるのも重要
「ん?どういう意味だ?」とか「ちょっと違う気がする」という場合もちゃんとそれを言えば、コーチはまた違う方法を考えてくれたり、言い方を変えてくれるしね。
でもそう言っても、いきなり初対面のコーチに質問したりアピールしたりするのは難しい。
何言って良いかも分かんない場合あるし・・・。
そんな時は「こんにちは!!!」って大きな声で挨拶して、「上手くなりたいんですっ!」って言ってしまう。
それでも気持ちは通じるよ。
■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ