テニス ボレー

ボレー

「必須グリップチェンジ」の為に、ニュートラルな状態で待つことがテニスの試合では必要!

俺が初めて試合に出場した高校一年生の5月、その段階では、フォアはフラット気味のトップスピン、

バックはスライス、ネットプレーは一切無し・・・というテニスだったけど、上達するにつれてプレーの幅が広がり、その分ショットのバリエーションも増えていった。

当然ショットの種類が増えて、打ち方が変わるとグリップの持ち方も違ってくる。

 

「必須グリップチェンジ」の為に、ニュートラルな状態で待つことがテニスの試合では必要!

 


 

持ち方が違うってことはグリップチェンジの回数も多くなるってことだね。

でもこのグリップチェンジが上手に出来なくて、ショットの種類が変わったのに、そのまま同じグリップを使ったり、妥協して中間的なグリップでプレーしてしまったり・・・と、バリエーションが増えた分グリップチェンジがスムーズに出来なくて、苦しんだ記憶がある。

 

特にネットプレー!

フォアボレー、バックボレー、そしてスマッシュを打ち分けるグリップチェンジが遅くて遅くて、結局打ち方がどうのこうの・・・という以前にグリップチェンジが間に合ってなくてミス、という悲惨な体験を何度も行なったよ。

もちろん早いテンポになるボレーストロークとか、ボレーボレーではグリップチェンジは難しい。

でもネットプレーが大好きになった今では、ボレーボレーの時にでもけっこうグリップチェンジは行なっているんだよ。

 

テンポが無茶苦茶早くても、コツさえ掴めばきっちりグリップチェンジは可能ってことだね

かつて出来なかったのはなぜなのか、そして今はスムーズに色んなグリップを握り分けられるのは何なのか・・・と言うと、それは相手が打つ時、ニュートラル状態にしてグリップを持っているかどうか・・・だね。

わかりやすく言うと、かつて俺はボレーが苦手だった。

その時は、苦手ながらもまだマシだったフォアボレーに頼っていて、何とかバックボレーを避けてフォアで取ろうとしていた。

その結果グリップは常に、フォアボレーのグリップになりがちだったんだよ。

フォアボレーのグリップで待っている時、フォアボレーにボールが来たらいいんだけど、そこでバックに来たら、フォアボレーのグリップを離してバックに握り変えて・・・という手順で打たないといけないでしょ?
 



 

とても間に合わない

でも待っているときにニュートラル、言い方変えればフォアでもバックでも無い状態でギュッと握らず持っていれば、その状態からどっちもスムーズに対応しやすいのだ。

変な先入観や余計な予測もないしね。

特に左手がきっちり持っていれば、右手はフワッとグリップに添えている程度でも、十分ラケットを持っていられるよ。

このニュートラルの構えが出来るようになってからは、特に他のショットでもグリップチェンジで迷ったことはない。

おかげで自分のテニスのイメージが膨らんでプレーの幅が出来てきたときにも、ちゃんとそれぞれのショットに合ったグリップをサッと作ってくれるようになったのだ。

薄いグリップ、厚いグリップ、中くらい・・・とプレーの幅を広げるためにも色んなグリップで頑張ってもらいたいが、そのそれぞれのショットを繋ぐためのグリップチェンジにも対応して欲しい。

まずはニュートラルな状態で相手が打つのを待つ・・・という感じを掴んでもらいたい。

 

■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ

ピックアップ記事

  1. 準備しておいて絶対に損は無い、試合会場でのトイレ事情について
  2. スピンサーブ習得の秘密兵器に、「スピンサーブマスター」を使ってみない?
  3. 「HEADのボールって、実際どうなの?」の質問にお答えします
  4. KT TAPE(ケーティーテープ) を使って、テニスの試合で酷使する「膝関節」を…
  5. 真夏のテニスの試合に必要な、熱中症対策のマストアイテム5つ

関連記事

  1. テニス ストローク

    ボレー

    「バックのハイボレーはもどかしい」テニスで難しい技術はどうマスターすれば良い?

    相手にバックのハイボレーを打たせて、そこから崩して行く・・・。…

  2. テニス ストローク

    ボレー

    ダブルスで4人がつなぎ合うボレーを打破するには、アングルボレーを使うしか無い

    ダブルスの試合、特に女子ダブルスですかね。40代以上のベテラン…

  3. テニス ボレー

    ボレー

    ダブルスのファーストボレー、「コツンと当てる」感じで

    サーブ&ボレー、並行陣、なんだかんだで難しいですよね。サーブを…

  4. テニス ボレー

    ボレー

    中級者にありがちな、「後ろにお尻が残る形のボレー」の改善策4つ

    「腰が引けてるよ!」というアドバイス、コーチからもらうケース多いんじゃ…

  5. テニス ボレー

    ボレー

    ハイボレーカットは、しっかり深く・・・だけだと、危険な発想です

    「これは、基本だから・・・」と、何も考えないで打っているショット。…

  6. テニス ボレー

    ボレー

    ネットプレーの基本である「斜め前に踏み込みながらボレー」を実践して、守備範囲を拡げよう!

    シングルスでもダブルスでも、ネットプレーを入れていくのには勇気が要りま…

特集記事

  1. テニス メンタル

    メンタル

    テニスの試合では、「2ポイント差がついたら守備的になる」を意識すると迷いが無くな…
  2. テニス ストローク

    ダブルス

    ダブルスでこそ使える!ドライブボレーの活用法5つ
  3. テニス スマッシュ

    スマッシュ

    「肩を入れた構え」が出来れば、スマッシュは楽に逆クロスに打てる
  4. テニス ダブルス

    ボレー

    試合で使えるネットプレーは、「ボレーの準備、ラケットセット自分の視界からラケット…
  5. リターン

    リターンを前に入って打つ、本当の理由
PAGE TOP